大分県は古くから「豊の国」と呼ばれていました。豊かな県のお国自慢といえば、何といっても数と量と泉質で日本一を誇る温泉。別府や湯布院に代表される名湯・秘湯が今も人気を集めています。それに豊後水道や周防灘で鍛えられた関アジ・関サバ・城下カレイなど「海の幸」も豊かです。そして江戸時代に府内藩・中津藩など八つの藩が分立していた大分県には、昔の面影を残した城下町が点在しています。国宝臼杵石仏・熊野磨崖仏などをはじめとする数多くの石造美術や、国東六郷満山を中心とした「神と仏」の文化も魅力のひとつです。湯煙と石仏と城下町を訪ねて、「豊の国」再発見の旅に出かけよう。
著者:甲斐 素純・渋谷 忠章・段上 達雄 編著ジャンル:
その他発売:2012-06ISBN:978-4-404-04201-9