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ドラッカーが創設したMBAスクールでは「マネジメント=管理」ではない!?

 日本ではあまり知られていませんが、ドラッカーが設立したビジネス・スクールが存在します。正式には「クレアモント大学院大学 P.F ドラッカー経営大学院」といい、経営学だけではなく、学生と教授との深い対話と思考を通じて「本当のマネジメントとは何か」についてじっくり学ぶ環境を提供しています。

 本書、『ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』の著者である藤田氏は、総合商社や外資系経営コンサルタントとして活躍してきました。いわば、問題解決やプロジェクトマネジメントのプロです。しかし、藤田氏は「効率的な経営が本当にいいのか?」という疑問を抱き、“本当のマネジメント”を知るためにドラッカー・スクールへ留学したのです。

 そして、ドラッカー・スクールでドラッカーやドラッカーの意志を受け継ぐ教授陣から教えられたマネジメントは、日本で言われている「管理手法」「役職」といったマネジメントとはまったく違った「一般教養(リベラルアーツ)」でした。藤田氏は従来とまったく違ったマネジメントにとまどいつつも、成績優秀者として表彰されるまでに真のマネジメントを追究しました。

 本書は、そんな藤田氏が学んだ「本当のマネジメント」を、会計、マーケティング、チーム、ITとコミュニケーション、イノベーションなどの経営学に結びつけて説明しています。ドラッカーを知らない人でも具体的にマネジメントをイメージでき、著書を読み込んだ人には多くの気づきを得られる内容となっています。

 「本質」と「活用」の両方をバランスよく学ぶことができる、いままでになかったタイプの1冊です。

ここが特徴です!
◎ドラッカーの著書のまとめではなく、著者の藤田氏が実際に学んだことを紹介している
◎マネジメントを「管理手法」や「肩書き(役職)」ではなく、会計、マーケティングといった経営学を活かすための「一般教養」と位置づけている
◎ドラッカーだけではなく、彼の意志を受け継いだ教授陣によって受け継がれている「日本人が知らないマネジメント」を知ることができる
◎誰もが身近に感じられるような事例を各章で取り上げており、「マネジメント」を活かし方がわかる

こんな人にオススメです!
◎数値やプロセス重視のマネジメント「手法」に疑問を抱いている方
◎部署やチームの管理職
◎プロジェクト・マネジャー、プロジェクトリーダー
◎経営学(MBA)を学んでいたり、興味がある方
◎ドラッカーファン
◎ドラッカーの名前くらいは聞いたことのある方
◎「ドラッカーは古いし、抽象的」と感じている方
◎リーダーシップやチェンジエージェント、ファシリテーターなどの違いがよくわからない方

 人の可能性を最大限に引き出す真のマネジメントをモノにしましょう!

書名:ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント
著者:藤田勝利
定価:1890円(税込)
発売日:2013年7月19日

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