「ゆき姐」ことタレントの兵藤ゆきが、11年間のニューヨーク生活で大嫌いな英語にまみれながら大奮闘! 見事「英語がちょっとできるようになった」エピソードや、子育ての体験を面白おかしくまとめたコミックエッセイが、アスコムから刊行された。 夫のNY留学をきっかけに、生後7か月の息子を連れて彼の地に降り立ったゆき姐。
カフェで“Coffee please.”と言っても通じず、街中で“Do you have the time?”と聞かれればナンパと勘違いするような「英語な日常」に、やっぱりやるしかないと腹をくくって選んだメインの勉強法はというと……。 ①とにかく身のまわりを英語だらけの環境にする。②英語を口から出してみる。簡単なものでいいから、どんどんしゃべる!③そして文法! 中学校の参考書で十分だから、わかりやすいものを1冊! という3つ。
シンプルだが効果は抜群だったようだ。ゆき姐は、これで文字通り「ちょっと」英語ができるようになり、「世界が広がった」というから、読んでいるこちらも、これなら自分にもできるかもと思えてくる。 もうひとつ、子育てを通じて見えてくる日米文化の違いも面白い。なぜアメリカ人はディベートが得意なのか、愛情表現が上手なのか、などなど、その秘密が実は幼少期からのさまざまな体験にあったとはと、思わず「な~るほどぉ」と膝を打ちながら読み進めてしまう。
英語は嫌いだけど、ちょっとはしゃべりたいし話したいと思っている人や、子育てのヒントがほしい人にもぴったりの内容が満載。気軽に読めるコミックエッセイで、ラクに楽しく学べる1冊だ。
書名:コミックエッセイ これで英語がちょっとできるようになりました。 著者:兵藤ゆき漫画:森藤映子発売日:2013年10月12日定価:1155円(税込)