著者で近代の戦争を研究する一ノ瀬俊也氏は、そのレッテルから離れて発言や行動、そして新しい研究成果に基づいた東條像を提示する。注目したのは飛行機とメディア。
東條を中心とした陸軍は、飛行機を軽視し、精神論を唱えたとされるが、実は来るべき戦争は飛行機を中心とした「航空戦」の時代であると認識していた。
陸軍による庶民への飛行機の啓蒙(けいもう)活動の先頭に立ったのが東條だった。
彼は首相就任後、メディアを積極的に利用し、強く庶民派の宰相であることを印象付けようとする。いまの政治家と変わらない姿がそこにはあった。
批判や礼賛に偏ることのない、「総力戦」指導者としての東條英幾の実像を描いた本格評伝。
産業経済新聞社発行が発行する、首都圏・近畿圏を中心に販売されているタブロイド判夕刊紙。ターゲットは30代~60代を中心とした都市型男性ビジネスマン。 WEB版は「ZAKZAK」(http://www.zakzak.co.jp/)で、紙面と同じ記事だけでなく、WEBオリジナルの記事も人気。 書評は毎日掲載しており、紙面ではこのコラムで掲載されたもの以外も読むことができる。
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