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桜と城が織りなす絶景 高橋英樹「僕は野面積が好きでねぇ」

 創刊20周年を迎えたカルチャー雑誌「一個人」2020年4月号(KKベストセラーズ)では、「春待ちの城へ」と題し、日本全国の城址が特集されている。

写真は、「一個人」2020年4月号
写真は、「一個人」2020年4月号

 特集では、全国の桜が美しい城を、城と桜が織りなす絶景の写真とともに紹介。1,000本もの桜が植えられているという岡山県の津山城や、国宝にも指定されている島根県の松江城の写真は圧巻。桜の見ごろや各地の桜祭りや観光スポットの公式サイトなど、観光に役立つ知識も満載だ。

 大の城好きとして知られる、俳優の高橋英樹さんのインタビューも掲載されている。高橋さんは、「私は石垣しか残っていないところに哀愁を感じます。「ここに、こんなお城があったに違いない」と妄想をする。これが好きで(笑)」(p.11)と石垣への愛を語り、「僕は野面積(自然の石を加工せず積み上げたもの)が好きでねぇ」(p.12)と、石垣の積み方のこだわりも語っている。

 特集ではほかに、大河ドラマ「麒麟がくる」で話題の明智光秀ゆかりの城や、城に関する最新研究等も紹介。城をさらに楽しめるよう、基本的な構造を解説した基礎知識や城名や歴代城主の家紋、花押などがあしらわれた登城記念の「御城印」ギャラリーも掲載されている。

 なお、「一個人」2020年4月号(KKベストセラーズ)には特別付録として「江戸城下さんぽ古地図」と「切絵図で辿る江戸・東京探報」が付いてくる。現在の地名が書き込まれた江戸の古地図は、家で見て想像を膨らませたり、散歩のときに持ち歩いたりして楽しむことができる。


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