泣ける恋愛小説として人気の『この恋は世界でいちばん美しい雨』(2018年、集英社)が累計発行部数5万部を突破した。集英社が2020年6月10日に発表した。
発売は2018年11月、初版は7,000部だったが、10~20代の女性を中心に共感を呼び、翌年に「2019年啓文堂書店文芸書大賞」を受賞したことでも注目を集めた。
主人公は駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っていたが、ある日、一緒にバイク事故にあってしまう。喪服姿をした"案内人"から二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることになったのだが、それは互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだった。この恋の結末に、涙せずにはいられない。
著者の宇山佳佑さんは、1983年生まれ、神奈川県出身。ドラマ「スイッチガール!!」「信長協奏曲」などの脚本を執筆。著書に、綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんの共演で映画化された『今夜、ロマンス劇場で』や25万部突破のベストセラー『桜のような僕の恋人』(ともに、集英社)などがある。
今回、11刷が決まり5万部を突破したことについて、宇山さんは以下のようにコメントを寄せている。
本作は12年前、僕が初めて書いたラブストーリーで、とても思い入れの強い作品です。それが多くの方々に愛されていることに感謝の念が尽きません。本作を通じて、憂鬱な雨を少しでも好きになってもらえますように。
ちょうど梅雨入りの時期。雨の日には家でゆっくりラブストーリーを読んでみては。
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