「ママ、腹筋何回できる?」と息子に聞かれ、「まあ10回くらいは」と床に寝転がった。おなかに力を入れ......と、あれ? 起き上がれない。そんなはずはない、と再度チャレンジするも、く、苦しい......。普段から運動不足を自覚してはいるが、まさかこれほどとは。「大人になるとできなくなるんだね」という息子の誤解を解くため、一念発起して筋トレを始めることにした。
けれど昔から「続ける」ことが何より苦手だ。ダイエットもジョギングも、サプリメントでさえ3日と続いた試しがない。そんな記者にもできそうなのが、Instagramで12万人以上のフォロワーを持つ人気トレーナー、annaさんが提案する「おうちトレーニング」だ。
2020年9月2日に発売された著書『おうちでストレス解消 気持ちがアガる!あげ筋トレ』(KADOKAWA)には、「3日ボウズにならない 初めてのおうちトレ」とある。うってつけではないか。
もともと運動嫌いで、20代前半に無理なダイエットから摂食障害になり、心身がボロボロになったというannaさん。心配した双子の姉に勧められてトレーナーになり、筋トレやストレッチを学ぶうちに、疲れにくく自分らしい理想の体を手に入れた。そんなannaさんが追求するのは、一瞬の「やせ」より一生の健康と美を手に入れるための、長く続けやすい「あげ筋トレ」だ。
まずはやろうと思っただけでも「エライ!」と自分をほめる。そして、おなかに力を入れる「腹圧」やスクワットが1回でもできればほめる。そうして気分を「アゲ」ていき、心と体の変化を楽しむことが、続けるモチベーションになる。
本書で紹介するのは、annaさん自身が「これなら初心者でもできる」「自分も続けられた」と実感した運動・筋トレだけ。効いている部位や、初心者がおちいりやすいNGなども一目でわかりやすく解説している。
以下の4点の画像は、『おうちでストレス解消 気持ちがアガる!あげ筋トレ』(KADOKAWA)から、朝に取り組みやすい「モーニングルーティーン」。ヨガの要素を取り入れた一連の流れは、ゆるやかだが全身の筋肉が伸びる実感があり、心地いい。
本書には、ウォーミングアップからベーシックトレーニング、歯磨きや家事の合間にできる「ながら」トレーニング、お尻や二の腕など狙った筋肉を鍛える目的別トレーニング、子どもと一緒に遊び感覚で楽しめる親子トレーニングまで、さまざまなトレーニングが紹介されている。
最初から「毎日続けよう」と意気込むと3日目には面倒になるのだが、「週1回でも立派な習慣」というannaさんのことばに勇気づけられる。せめて10回くらいは腹筋ができるようになることをめざして、まずはモーニングルーティーンから始めたい。
......と、思った自分、エライ!
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