もうすぐクリスマス。この時期にお勧めしたいのが、作家、オー・ヘンリーの「賢者の贈り物」だ。ストーリーはあらためて紹介する必要がないほど有名だが、このほど新訳が出たので気になる方も多いのではないだろうか。
「賢者の贈り物」は、10代の頃に読んだという方も多いと思われるが、むしろ、大人にこそ勧めたい作品だ。
本作は、大切な人へプレゼントを贈りたいと思う気持ちこそが尊いということを改めて気づかせてくれる。そして、恋愛の一番大切なものは何か、パートナーを思うことの大切さとは何かを、ストレートに読み手に語りかけてくる短編の名作だ。
なお、「賢者の贈り物」は、これまで、さまざまな形で出版されているが、このほど、KADOKAWAから新訳が出版された。しかも、文庫なので求めやすい。
『オー・ヘンリー傑作集1 賢者の贈り物』(オー・ヘンリー 著、越前敏弥 訳、KADOKAWA)は、オー・ヘンリーの300編近い作品のなかから、「賢者の贈り物」をはじめ、「警官と賛美歌」「金のかかる恋人」「春の献立表」などの16編を収録している。
新型コロナウィルスで経済状況が激変している中で迎える2020年のクリスマス。
そんな時だからこそ、手にとってみたい一冊と言えるのではないだろうか。
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