ほしのゆめ
子どもが物語の主人公になれるオリジナル絵本ブランド「BUKI(ブーキー)」(STUDIO BUKI)が誕生した。「BUKI」には、「子供は誰もがどんな世界でも主人公になれると信じて」という想いが込められている。
第一冊目となるオリジナル絵本『ほしのゆめ』は、星の物語。表紙には「○○○のほしのゆめ」と、「〇〇〇」の部分に子どもの名前が印刷されている。
「BUKI」のオリジナル絵本では、子どもが主人公となり、絵本のなかの大冒険に出る。不思議な場所を訪れたり、素敵な友だちをつくったりしながら、物語を楽しめる。
子どもの「なまえ」「たんじょうび」などの情報をもとに、ひとりひとりに合わせてパーソナライズされ、イラストやストーリーが変化。子どもは「絵本のなかでもう一人の自分に出会う」という貴重な体験ができる。
世界でたった一冊の特別な絵本をオーダーメイドで制作する「BUKI」。購入したい場合、「BUKI」ホームページで「なまえ」「たんじょうび」「おとこのこ・おんなのこ」という子どもの情報を入力。
すると、その場でその子専用の絵本ができあがり、全ページの試し読み、カスタマイズ、購入ができる。カスタマイズでは、子どもへのメッセージ・写真を追加したり、文字量・ストーリーの一部を変えたりすることもできる。
第一冊目となる『ほしのゆめ』では、子どもの星座ごとに登場するキャラクターが変わり、導き役である主人公を不思議な星の旅へ誘う。
物語を締めくくるのは、オープンソースを使って再現した「主人公であるその子が地球という星に生まれた時に見えた星空」のイラスト。
はじめは暗くて怖かった夜の空。ところが、絵本のなかで星の旅を終えた後、同じ夜の空がなんだか懐かしく、あたたかく感じられる――。『ほしのゆめ』は、子どもの成長と、それを見守る星々の物語。
自分の名前が何度も登場するオリジナル絵本は、子どもにポジティブな影響を与えることが海外の調査で報告されているという。
・初期の言語学習を促進
自分の名前が何度も読まれることにより、通常の絵本に比べて集中しやすい。
・自信の向上
自分の名前などが本に印刷されていることにより、自分は特別な存在と思える。
STUDIO BUKIでは、今後さまざまなオリジナル絵本を出版し、これからの未来を担う子どもたちに「心を育み、成長の糧となる特別な絵本」を届けていくという。
STUDIO BUKIの創業者・コズロブふくみさんは、早稲田大学を卒業後、コンサルティング会社やベンチャー企業などでマーケティング担当として従事。その後独立し、フリーランスのマーケティングコンサルタントとして企業のマーケティング戦略立案を支援。出産後の2019年、ビジネス戦略を担当する夫とイマジネーションの源である息子とともに、家族で起業したという。
小さい頃、絵本が大好きだったというコズロブさん。読み終えると、いつも「自分が絵本の主人公になる想像」をして、「いつか本当にそれが叶う」と信じていたそうだ。
「しかしいつしか、『主人公になれる子は特別な子だけで、自分は主人公になれない』と、想像と現実の間に線引きをした記憶があります。あの時の自分は、『あなたはこの世界の主人公なんだ』と誰かに言ってほしかった」
そして母親となり、オリジナル絵本ブランド「BUKI」を立ち上げた。そこに込めた想いをこう語る。
「息子、そして全ての子供たちが、自分の可能性を疑わず、自分は特別で、この世界の主人公なんだと信じてほしい」
自分の名前や写真が印刷された絵本を見たら、子どもはどんな表情をするだろう? 絵本のなかにいる、どんなもう一人の自分と出会えるだろう? オリジナル絵本『ほしのゆめ』は、贈る大人と贈られる子どもの双方にとって、いつまでも記憶に残る特別な一冊になるだろう。
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