アツアツのマルゲリータ。とろとろのチーズがたっぷりのっているとテンションが上がる。そんなチーズの魅力を凝縮した『美しい世界のチーズの教科書』(パイ インターナショナル)が発売された。
表紙の可愛いイラストが印象的な本書は、チーズ大国フランスでベストセラーとなり、日本にも上陸。世界26カ国、約400種のチーズの特徴や味わい方を解説している。
さらに、チーズの歴史から産地、種類に加えて、なぜカマンベールが白いのか、チーズの独特な匂いはどうやって発生しているのか、このワインにぴったりなチーズはどれ? など、チーズに関する知識が満載だ。
ページを開くと、「教科書」というより図鑑のようだ。美しいチーズのイラストは眺めているだけでも楽しい。
こちらは、フランス北東部で生産されているチーズのマップ。地域によって多種多様なチーズが作られていることに驚く。
ペアリング(チーズと飲み物の組み合わせ)のページも参考になる。たとえばワイン。フレッシュチーズにはロゼワイン(コート・ド・プロヴァンス トゥーレーヌなど)や辛口の白ワイン(シャブリなど)、中甘口の白ワインも◎。赤ワインならタンニンの少ないフルーティーなタイプがおすすめだ。
著者のトリスタン・シカールさんは、ジャーナリストからチーズ製造・販売業者へ転身。美食の世界に魅了され、2011年に北フランスのリール旧市街地で双子の兄弟とともに、チーズショップ兼チーズバーの「フレール・ドゥラシック(Fr?res Delassic)」を開業した。新しいチーズの魅力を探求、発信している。
本書を参考に、さっそくデパ地下でチーズとワインを選んで、週末の晩酌を楽しみたい。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?