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「アエラ」表紙に、モデルの井手上漠さんが登場。特集は「義務教育の先端校」

アエラ(2021年 6月21日号)

 6月14日発売の「アエラ」(2021年 6月21日号)の表紙に、モデルの井手上漠さんが登場した。生まれつきの性によって強要される"らしさ"と葛藤する井手上さんは、2017年に「少年の主張全国大会」で文部科学大臣賞を受賞して注目され、その後はモデルとして活躍。テレビやラジオ、雑誌でも、自身の体験や日々感じたことを発信している。

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画像は「アエラ」(2021年 6月21日号)

 今年4月、井手上漠さんが上梓したフォトエッセイのタイトルは『normal?』。この「?」の部分が大切なのだという話から、インタビューは始まった。自身のようなジェンダーを「すごくマイノリティー」と語り、常に「普通とはどういうことか」を考えながら生きてきたという井手上さん。いま、ツイッターのフォロワーは38万件に迫り、メディアでも引っ張りだこだが、以前は「普通じゃない」「変わってる」と思われることが怖かった、と明かす。支えてくれたのは母。井手上さんを「無敵」にしたという母の言葉とは――。

巻頭特集は「義務教育の先端校」

 巻頭特集は「義務教育の先端校」。クラス全員が黒板に向かって座り、一人一人の習熟度とは関係なく授業が進むという風景が、変わり始めている。特集では、長野県の私立大日向小学校、広島県の福山市立常石小学校、東京都杉並区立の小中学校を取材。時間割は子どもごとにカスタマイズし、教室には黒板なし、年齢の異なる子どもたちが互いに教え合う、といった最先端の取り組みをルポしている。さらに、親、教師、教育委員会という立場で義務教育の変革に関わる3人にインタビュー。とりわけ、3人の子ども全員を公立小中高から東大に合格させた杉政光子さんの話には、子どもの興味を広げ、深めるためのヒントがたくさん含まれていた。

 藤井聡太二冠の先勝で幕をあけた渡辺明三冠との棋聖戦五番勝負を、谷川浩司九段が解説する記事も独占掲載。『藤井聡太論 将棋の未来』を上梓したばかりの谷川九段はこの本に、「藤井さんと私にはいくつかの共通点がある」と書いている。それは、中学2年生という若さで棋士になったこと、詰将棋を解くスピードが並外れて速いこと、そして「直線的な勝ち方」を得意としていること――。谷川九段には、この藤井二冠との「共通点」を武器に、自分の感覚を交えながら初防衛をかけた藤井二冠の戦いぶりを分析し、彼の強さの源泉を言語化していただいた。

"神"な香味常備菜

 さらにこの号では「保存版」企画として、おうちごはんのマンネリを打破する"神"な香味常備菜を6種のレシピ付きで特集。飲食店でのアルコール提供自粛要請が出されて以降、これまでにも増して外食をしなくなったという方は少なくないのでは。自分で作るおうちごはんにはもう飽きた、という方のために、食卓に新風を起こす"神"な香味常備菜を紹介している。ニラや長ネギ、ミョウガといった香味野菜をふんだんに使い、肉にも野菜にも、ごはんにも麺にもあう香味ダレは、夏バテ防止にも効果がある。

  • 書名 アエラ(2021年 6月21日号)
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2021年6月14日
  • 定価440円(税込)

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