旅行先で、地元民だけが知るおいしいものを食べられる機会は案外少ない。旅行ガイドブックや情報誌に掲載されることが少ないので、隠れた名物となってしまいがちだ。今回は、そんな絶品を厳選した1冊を紹介しよう。
2021年7月15日、『日本が誇る絶品の食遺産100』(天夢人)が発売された。本書では、風土・旅行ジャーナリストの小林しのぶさんが日本各地の隠れた名品をエッセイに仕立て紹介している。小林さんは日本各地を旅して5000以上の駅弁を食べ歩いたことから「駅弁の女王」とも呼ばれ、軽妙な食レポはファンも多い。
北海道から沖縄まで厳選された100品が、見開きごとに1つずつ掲載されている。
まるで小林さんと一緒に旅している気分になるし、実際に食べてみたくなる。
写真入りでお取り寄せ情報も記載されているので、気になったらすぐに注文することができる。さらに、ネットで検索しやすいように検索ワードも載っているので便利だ。
漬物や干物、練り物など、酒のつまみが多いのは小林さんの好みとのこと。お酒が好きな方は見逃せない!
何処の商品なのかが一目でわかるお取り寄せMAPは、見ているだけで気分が浮き立つ。コロナ禍が終わったら本書を片手に旅に出ることができるだろうが、まだまだ在宅での時間を過ごすことになりそうだ。
そんな中でも楽しみ方はある。各地の名品を取り寄せて少し贅沢をしてみてはいかがだろうか。旅気分を味わいながら、食べて生産者も応援できる1冊だ。
■小林しのぶさんのプロフィール
風土ジャーナリスト。旅行ジャーナリスト。日本フードアナリスト協会評議委員。「食」「郷土」にまつわる風俗・民俗・文化を中心に取材活動を続ける。駅弁の食べ歩きは30年以上に及び、食べた駅弁の数は5000を超えることから"駅弁の女王"と呼ばれる。調製元との駅弁開発、プロデュース、監修なども手がける。また、世界のアイランドリゾートやカジノ、ポルトガルをこよなく愛する。新聞、雑誌、ウェブなどに連載多数。テレビ、ラジオ出演、講演も多い。
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