年齢を重ねるごとに気になってくる目元のたるみ、しわ、老眼......。そんなアラフォー、アラフィフ世代に役立つ最新アイケア事情を「美的GRAND 2021年夏号」と「素敵なあの人2021年9月号」から紹介する。
「美的GRAND」では、「これからの人生が変わる大人の目元革命」を特集している。読者モニターであるグラニストたちに、40代になって、もしくはコロナ禍での新しい生活がスタートしてから、目元にどんな悩みが増えたか質問をしたところ、5大悩みが見えてきたとのこと。それは、シワ、たるみ、アイメイク、疲れ目、老眼。これらの悩みを解消するには、アイクリームやメイクなど外からのケアと、食べ物やサプリなど中からのケアが必要だ。
●朝と夜のアイケアコスメ使用がマスト!
アイケアと言ったらまずはアイクリーム。本誌では、朝と夜の1日2回アイケアコスメを使うことを推奨している。ただ、朝にこっくりしたアイクリームを使うとその後のメイクに影響が出てしまう。そのため、朝はすっきりとして軽く、浸透性の良いセラムを使うとよいとのこと。そして、夜は持続性のあるむっちりとしたテクスチャーのクリームを使う。この二段構えで隙のないケアができる。
●瞳の老化を「食習慣」でケア
40代になると老眼やドライアイも気になってくる。これらの症状は老化によるものではあるが、食習慣によって老化スピードを減速させることができると言う。まつ毛の根元のアイメイク汚れと、コンタクトレンズの長期間使用が原因で起こる「マイボーム腺機能不全」はドライアイの原因の8割を占めているとのこと。マイボーム腺機能不全になると、マイボーム腺からの脂の分泌が減り、目の乾きにつながってしまう。これを予防するには、体の血流と粘膜の新陳代謝を促進させることが大切。良質な脂や血流アップにはサバなどに含まれるDHA・EPAがおすすめ。また、粘膜の新陳代謝を促すには、にんじんなどに含まれるビタミンAを摂ると良い。
老眼の敵は紫外線。そのため、直射日光を浴びないようにサングラスを着用することが望ましい。また、抗酸化作用のあるアスタキサンチンやβ-カロテンが含まれている食べ物を摂取することで、活性酸素の働きを抑えて紫外線のダメージを回復に導いてくれるとのこと。サケやかぼちゃ、ほうれん草に多く含まれている。
●40代以降は「平行目」メイクを意識して!
40代以降はアイメイクのアップデートも必要。若い頃はアイラインを目尻より下げて引いていたが、それも卒業したほうがよさそうだ。ヘア&メイクアップアーティストの尾花ケイコさんによると、40代以降は「平行」を意識したアイメイクがおすすめとのこと。アイホールは半円形ではなく翼形にしたり、アイラインは黒目から水平に引くことで一気に印象が変わる。
「素敵なあの人2021年9月号」でも、ヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんがアイメイクを紹介している。
年齢を重ねるとともにマスカラをつけて過ごすと目が乾いたり、重く感じてしまったりする。だからと言って「マスカラを塗らないのはもったいない!」と山本さん。「まつ毛をメイクで強調すると、格段に目元が引き上がって見え、いきいきと元気な表情になれるんです。」とのこと。ではどのようにメイクすればいいのか。それが、山本さんが考案した毛先にだけマスカラを塗るというテク。
毛先にだけ塗る時のコツは次のとおり。まず、ブラシをしごいて余計な液をオフする。次にスタンプを押すようなイメージでまつ毛の毛先にだけブラシを押し当てる。最後にブラシを目に対して垂直に向け、ブラシの先端で毛先をとかすようにつける。このテクを習得すれば、マスカラがぼてっとついて目の下ににじむことなく、華やかでいきいきとした目元にすることができるだろう。
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるほど、目が与える印象は大きい。外からも中からもケアをして目を大事にしていきたい。
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