「AERA(アエラ)12月13日号」(朝日新聞出版)では、2年連続でグラミー賞にノミネートされたBTSの兵役を巡る問題を取り上げている。
韓国国会ではいま、「BTS兵役特例」と呼ばれる法改正案が議論されている。野党が「国益への寄与度」を評価して入隊免除に理解を示す一方、与党は「公平性」の観点で免除は避けるべきだと主張し、世論も二分。ただ、過去に歌手や俳優が「兵役逃れ」で反感を買った例もあり、「後ろ指を指されるくらいなら、義務を果たして堂々と活動してほしい」とファン心理は複雑だ。記事では、韓国の兵役と芸能人を巡る歴史を振り返りつつ、この現象を読み解いている。
特集は、「早稲田と慶應」だ。私大トップ2として知られる両大学はよく比較される存在だ。巻頭では、早稲田大学の田中愛治総長と慶應義塾大学の伊藤公平塾長の「初対談」が実現。それぞれの大学の強みや一緒にやりたいことについて語り合った。
さらに、「就職」「受験」という切り口で両大学を大解剖。「就職」では、主要424社への就職者数で他大学を圧倒する早稲田と慶應。慶應が塾生同士の切磋琢磨や卒業生の支えがあって、メガバンクやコンサル、不動産、広告、放送などの「高年収企業」に多くの学生を送り込んでいるのに対し、早稲田は、企業のみならず「総理大臣から地域の世話役まで」、幅広く人材が輩出している。
また、これからのシーズンで気になる「受験」。早稲田の政治経済学部と慶應の法学部・経済学部、早稲田の文学部・文化構想学部と慶應の文学部、早稲田の基幹理工学部と慶應の理工学部などについて、「両方に合格した受験生がどちらに進学したのか」を調査した。その結果からは、早稲田の入試改革が効果を上げていることが見えてくる。これまでの「慶應優位」の状況から変化が起きていそうだ。
4カ月にわたる高砂淳二さんとのレッスンも、今号で最終回。前回はとある展望台で、窓への自分の姿の映り込みを生かした撮影を楽しんだ2人、今度は「鏡張りの万華鏡のような部屋」へ向かう。
次々に切り替わる映像で、春夏秋冬の移り変わりなども楽しめる光と鏡のトンネル「無限スケープ」では、合わせ鏡の効果で何重にも姿が映り、不思議な写真を撮影できる。そんなイレギュラーな状況だが、「この場所でうまく撮るコツ」とは何なのだろうか?
また、向井さんが高砂さんに「撮影場所はどうやって決めているのか」という質問を投げかける場面も。ウユニ塩湖が日本で有名になる前に撮影に訪れた高砂さんが、その出会いの経緯を明かしたり、「一緒につれていきたいなぁって思った」という向井さんにおすすめの世界の撮影地を教えてくれたり、楽しい雰囲気が伝わる特集だ。
「短期連載 起業は巡る」では、プログラミング教育のための「ITキャンプ」を始めたライフイズテックの水野雄介さんが登場。ベンチャー企業から起業にたどり着くまでの経緯には、働く人にとってのヒントになる考え方が詰まっている。
また、King Gnuの井口理さんがホストを務める人気の対談連載「なんでもソーダ割り」は、コラージュアーティスト河村康輔さんをゲストに迎える。
表紙は、柳楽優弥さんが登場。全世界同時配信されるNetflix映画「浅草キッド」でビートたけし役を演じた柳楽さん。作品だけでなく、家族や師匠について語るインタビューも見逃せない。
その他、以下の記事を掲載している。
オミクロン株の「変異」はスパイクたんぱく質に集中
秋篠宮さま流の「情報発信」味方は佳子さま
岸田首相「官邸人事」「コロナ対応」で好発進でも三つの難題
泉健太・立憲新代表の「本気度」を党役員人事で検証
現地ルポ「サンドイッチ10ドル超」でアメリカの日常は激変
「虐待しない連鎖」を生み出すリテラシー
「撮り鉄」マナー違反過熱の背景に「いいね」
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?