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「エモトナイズ」された安藤サクラ。夫・柄本佑への「愛の熱量」を語る

フィガロジャポン3月号

 俳優の安藤サクラさんと柄本佑さんが、「フィガロジャポン」3月号の特集、『恋愛と性愛』に、夫婦そろって登場している。

 親友であり、恋人であり、家族である二人。それぞれに行われたインタビューでは、「性愛」、そして夫婦の「愛と絆」について、たっぷりと語った。

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「性愛」という言葉に爽やかさ

 恋多き父、奥田瑛二さんを父に持つ安藤さん。性愛について聞かれると、「エロとか性とかそんな言葉にまみれた父親に育てられたことが反面教師になった」と笑う。しかし出産を経て、「性愛という言葉に爽やかさが生まれた」ように感じるという。一方の柄本さんは、「性愛っていうのはまだ年齢的によくわからない」と困った様子で話しながらも、「一方通行のもので同時に遠くから眺めているようなもの。そして妄想を膨らませるようなもの」と独特の解釈を語った。

 さらに、夫婦の関係について安藤さんは、「私たちにはとにかく距離があるんです」と言う。「互いに干渉せず、おいしいものを一緒に食べて暮らす。それは柄本家から学んで、私がエモトナイズされた結果かも」。寄り添う二人の写真からは、理想的な距離感を保ちつつも互いを信頼し合う、「圧倒的な熱量の愛」を感じる。

別居婚に不倫愛、離婚約。十人十色の恋愛・性愛

 「十人十色の恋愛・性愛、私たちの愛の物語。」のコーナーでは、8組のカップルにさまざまな「愛のカタチ」を聞いている。

 その一人、のらりくららさん(48歳)は、娘が高校を卒業するのを機に、8歳年上の夫と婚約ならぬ「離婚約」をした。娘が生まれてから夫とはセックスレスになったというのらりくららさん。夫は「子育てというミッション」を遂行するためのよきパートナーだったが、自分の不満や女性としての感情を飲み込んできたことが夫婦関係の隔たりを決定的にした、と振り返る。子育てにひと段落つき、夫と話し合ったことで、改めて価値観の違いに気づいたのらりくららさん。いまは、離婚に向けて自身のキャリアやお金のあり方について前向きに考え直している。

 離婚は単なる結婚の終わりではなく、その人たちにとっての人生の新たなスタート。(中略)だから私は、"離婚約"をポジティブな選択肢として捉えたいし、ほかの悩める女性にとってもそうであってほしいと心から考えています。

 ほかにも、別居婚で愛を育む夫婦や同性カップル、夫の浮気で離婚したものの復縁し、事実婚をしている夫婦など、恋愛・結婚に対する考え方は、まさに十人十色。多様な愛のかたちを覗き見ることができる。

永瀬廉×池田エライザ「いま、あらためて、愛。」

 今号ではさらに、映画『真夜中乙女戦争』で共演したKing & Princeの永瀬廉さんと池田エライザさんが、映画を通してふたりが感じた「愛」について考えるコーナーや、金原ひとみさんが愛を描いた掌編小説「嘘偽りのないジビエ」などのスペシャルコンテンツに加え、アンケートデータや、映画やマンガなどのカルチャー、「アムールの国」フランスの恋愛・結婚事情など、あらゆる視点から愛と性を紐解いている。

 コロナ禍で、会えない時間が増えて相手への想いがいっそう募った、あるいは、実はそんなに好きじゃなかったかも...と二人の関係を見つめ直した、という人もいるだろう。バレンタインが近づいているいま、どっぷり「恋愛と性愛」の世界に浸ってみては。


※画像提供:CCCメディアハウス


 
  • 書名 フィガロジャポン3月号
  • サブタイトル恋愛と性愛。
  • 出版社名CCCメディアハウス
  • 出版年月日2022年1月19日
  • 定価880円(税込)

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