タレント・黒柳徹子さんは日本パンダ保護協会名誉会長を務めるほどの大のパンダファン。このたび、パンダ好きの仲間たちとともに、パンダについて語り尽くす1冊、『パンダとわたし』(朝日新聞出版)が刊行された。
本書では、パンダにまつわるアレコレを徹子さんと「パンダ賢人」たちが深掘りしていく。徹子さんの巻頭エッセイのほか、上野動物園の前園長・土居利光さんが過去の新聞などの資料から日本人とパンダの歴史をひもといた「第4章 ジャイアントパンダと日本人」、シャンシャンの元飼育員・廣田敦司さんが生態をわかりやすく解説した「第5章 ジャイアントパンダという生き方」、さらにパンダジャーナリスト・中川美帆さんがパンダ発見の経緯などを描いた「第3章 社会的存在となったジャイアントパンダ」などを掲載。
表紙のイラストは、漫画家の西村ツチカさんが担当。まるで徹子さんの番組にパンダがゲスト出演しているかのようでかわいらしい。また、扉絵には、上野動物園、神戸の王子動物園、和歌山のアドベンチャーワールドの歴代パンダたちが登場している。
さらに、アートディレクターの尾原史和さんが手掛けたブックデザインは、白色の表紙に、黒色の帯やスピン(しおりひも)を差し込んでパンダカラーに。カバーには透け感のあるトレーシングペーパーを用いて、ファンタジックな空気で本全体を包み込むなど、細かなところにこだわりが詰まっている。
本書の目次は以下の通り。
はじめに 日本に来てから50年になるジャイアントパンダを考える
第1章 黒柳徹子のパンダ愛
第2章 ジャイアントパンダはなぜカワイイのか?
第3章 社会的存在となったジャイアントパンダ
第4章 ジャイアントパンダと日本人
第5章 ジャイアントパンダという生き方
第6章 ジャイアントパンダのもう一つの物語
おわりに パンダの意義――人と環境を?ぐ
筆者のパンダ賢人の方々は次の通り。
日本パンダ保護協会名誉会長 黒柳徹子さん/東京都立大学名誉教授 菊地俊夫さん/タレント 高木美保さん/兵庫県立大学大学院講師 矢ケ﨑太洋さん/パンダジャーナリスト 中川美帆さん/日本動物園水族館協会専務理事 成島悦雄さん/恩賜上野動物園パンダ班・前班長 廣田敦司さん/日本パンダ保護協会事務局長 斉鳴さん/日本パンダ保護協会会長 土居利光さん etc.
パンダ好きによる、パンダ好きのための一冊。パンダファンならジャケ買いしてしまいそう。
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