ハルメク 2022年8月号
機能も性能もどんどん進化していくスマホ。正直、電話とLINEと検索くらいしか使わないんだけど......という方や、お財布代わりに使っているけれどセキュリティが心配、という方も多いのでは。
50代からの女性の生きかた・暮らしかた応援雑誌「ハルメク」2022年8月号（ハルメク）では、毎年大人気のスマホの使い方を特集。50代女性にヒアリングを行い、多くの人が抱えるスマホの悩みを解決していく。
ヒアリングの結果、コロナ禍でスマホを使うシーンが拡大し、使うほどに基本操作やセキュリティ面で「わからない」という疑問や不安が生じているなど、悩みが多様化していることが明らかに。本誌では、そうした声に寄り添う特集を組んでいる。
まずは基本操作から。「タップは指の腹でゴマを拾う力加減で！」「スワイプは障子のホコリをチェックするように」など、感覚的にわかりやすい表現で説明してくれる。
スマホのセキュリティ＆パスワード管理術、危険な通知や迷惑メールの見分け方と対処法もていねいに解説している。画面ロックをかけていない、システムアップデートのお知らせを無視している、フリーWiFiを見つけたらいつも接続する、といった行為は危険だ。
スマホ活用アドバイザーの増田由紀さんによると、ハルメク世代にはスマホ活用で以下の特徴がみられるという。
1.スマホを使うシーンが広がり、弱点を自覚
コロナ禍を経て、ネット通販やワクチン予約、オンラインイベントなど、スマホを使うシーンが広がった。その結果、LINEやメールなどには慣れてきても、入力ルールのあるフォームに対応できない、エラー表示が出てもどうすればいいかわからない、などの弱点に気づくことにつながっている。さらに、迷惑メール、詐欺メールなどの報道にも関心があり、他人事ではないと考える人が増えている。
2 .セキュリティ面の不安を払拭すれば、もっと前向きにスマホを活用できる
詐欺などに騙されたくないと強く思っている一方、どう対策すべきかわからない人が大多数。教室でセキュリティの正しい知識と対策を伝えたところ、不安が払拭され、使い慣れたLINEと電話のみならず、さらにスマホ活用したいと前向きになる人が増えている。
どの世代にも、いまや日常に欠かせない道具となっているスマホ。セキュリティ対策を意識しながら、怖がり過ぎず、便利に使いこなしたい。
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