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スマホの使いすぎで凝った筋肉は、ひじをついてほぐす!

肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし

 自分でできる簡単なマッサージといっても、面倒で続けられず挫折したことはないだろうか。そんな人にぜひおすすめしたいのが、『肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』(日経BP)だ。

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『肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし』(日経BP)崎田ミナ 著

 本書には、ちょっとしたスキマ時間にできるセルフマッサージの方法も多く解説されている。

 わざわざマッサージのための時間をとろうとすると億劫になりがちだが、仕事や家事の合間に、思い立ったら試してみる......というところからなら始めやすそうだ。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 今回は、本書の第2章「全身の緊張をやわらげてリフトアップ! 整筋で『頭ほぐし』」から抜粋し、顔のたるみを解消したり顔全体を引き上げたりする効果も期待できる、頭の筋肉のマッサージ方法を紹介する。著者の崎田ミナさんが、第2章の監修者であるエイジングデザイナーの村木宏衣さんに納得のいくまで取材してわかりやすいマンガにして図解してくれた。

 村木さんは、エステティックサロンや整体院、美容医療クリニック等の勤務経験を経て、女性の姿勢や肌などを改善する「村木式整筋」メソッドを確立したエイジングケアの第一人者である。実際に各分野の専門家に習った自分でできる「ほぐしワザ」から、著者の崎田さん自身が何度も試して厳選したものを学べるのも、この本の魅力だ。

 本書の全体の構成については、こちらを参照してほしい。

ほうれい線予防には「側頭筋」をほぐす

 本章では、凝りやすい頭の筋肉として、「側頭筋」「前頭筋」「後頭筋」「帽状腱膜」(ぼうじょうけんまく)の4つを挙げている。これらを自分でほぐすときのポイントは、こぶしを軽めに握って指の第一関節から第二関節の平らな面を頭に当てること。そして、口は力を抜いておくこと。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 側頭筋をほぐすときは、こぶしの平らな面(指の第一関節から第二関節)を垂直に当てる。そして、骨を感じながら、1、2ミリほどの細かい円を描くようにほぐすようアドバイスしている。こめかみから耳の後ろまでを、前から後ろへ行おう。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 ここの筋肉が硬い状態だと、口角が下がりほうれい線の原因にもなってしまうそうだ。「骨にこびりついた筋肉をはがす」イメージでマッサージしよう。

 次の「前頭筋」は、スマホ・PCを長時間使う人や猫背の人が特に凝りやすい部分。リモートワークなどが増え、心当たりのある人も多いのでは。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 この前頭筋は、眉の上から生え際までを、真ん中から両端へ向かうようにほぐしていく。側頭筋のときと同じようにこぶしを作り、机にひじをついて圧をかけながら、小さな円を描くようにもみほぐすのだ。頭の重みを利用しているのがポイント。

 髪の生え際の、前頭筋と帽状腱膜がつながる部分は、凝りが強く出やすいそう。こぶしで小さな円を描くようにしながら、しっかり圧をかけてほぐそう。

 帽状腱膜は、髪の生え際から後頭部までを覆うような部位。目を酷使する人や、歯ぎしり、食いしばりをしてしまう人には特におすすめだ。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 ここをほぐすときは、全部の指を広げて、指の腹で垂直に頭皮をとらえる。そして、軽く圧をかけながら左右に2ミリずつ細かく動かすとのこと。前から後ろへ頭皮を耕すイメージで、頭の中央から外側に向かってほぐそう。帽状腱膜がほぐれれば、おでこのシワや顔のたるみを解消する効果もあるという。

 仕上げは、後頭筋だ。後頭部から首の付け根にかけての筋肉で、ほぐすと顔全体を引き上げる効果があるそう。

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『ひとりほぐし』から(©崎田ミナ)

 こぶしの平らな面を垂直に当て、まず後頭部から耳の後ろあたりまでを、下へ向かってマッサージしていく。それから少し頭を下げ、同じ要領で首の付け根までをほぐす。最後に、全部の指の腹で、生え際→後頭部→首の横→鎖骨へとさすりながら流すようにすれば、完了だ。

 本書の第2章で解説されているこれらの「頭ほぐし」の技は、ちょっとした空き時間で気軽にできるものばかり。仕事の休憩中や家事の合間など、スキマ時間を活用して取り組んでみてはどうだろう。

■著者・崎田ミナさんプロフィール

イラストレーター、漫画家。1978年、群馬県生まれ。武蔵野美術大学短期大学部グラフィックデザイン科卒業。ヨガ通いによって、長年のうつ病を克服。著者の『自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ』『自律神経どこでもリセット! もっとずぼらヨガ』(共に飛鳥新社)、『職場で、家で、学校で、働くあなたの疲れをほぐす すごいストレッチ』(エムディエヌコーポレーション)はいずれもベストセラーとなる。ほかに、『肩コリ・腰痛・冷え・メタボ・不眠をリセット! くう、ねる、うごく! 体メンテ』(マガジンハウス)がある。

■監修者・村木宏衣さんプロフィール

エイジングデザイナー。1969年東京都生まれ。エステティックサロン、整体院、美容医療クリニック勤務を経て、「村木式整筋」メソッドを確立。小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイクなど、女性の姿勢、肌、髪を土台から立て直すメソッドとしてメディアで注目される。著書に『一生劣化せず今すぐ若返る 整筋・顔体大全』(日経BP)、『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)、『鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)、『10秒で実感!自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』(宝島社)など。

※画像提供:日経BP


  • 書名 肩こり 便秘 たるみ むくみ うつうつを自分の手でときほぐす! ひとりほぐし
  • 監修・編集・著者名崎田ミナ 著
  • 出版社名日経BP
  • 出版年月日2021年11月22日
  • 定価1540円(税込)
  • 判型・ページ数A5判・152ページ
  • ISBN9784296110575

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