吉本芸人一の霊感をもつ"霊視芸人"、シークエンスはやともさん。テレビやSNSなどで、これまでに数千人を霊視してきたという。
シークエンスさんが特に得意としているのが、生きている人の魂＝"生き霊"を視ること。生き霊は人それぞれ色や状態が異なり、どんな生き霊かによって、その人の人間力や他人からどう思われているのかがわかるのだそうだ。
生き霊にはその人の本質があらわれる。いくら取り繕っても、魂は嘘がつけない。一見「いい人」に見えていても、その生き霊は真っ黒でドロドロ......なんてことも。シークエンスさんの著書『近づいてはいけない いい人 一億総サイコパス社会の歩き方』（ヨシモトブックス）では、霊視を通して、一見「いい人」に見える人の裏の顔を容赦なく暴いている。
本書で取り上げられている「近づいてはいけない いい人」は、以下の5タイプだ。
1.正しい人
2.寄り添ってくれる人
3.かわいそうな人
4.モテる人
5.成功者
一見するとどれも近づきたくなるような人たちだが、いったいどんな裏の顔が隠れているのだろうか......？
たとえば、「寄り添ってくれる人」の中で挙げられている、「『あなたの考えていることはわかる』と言ってくる人」。あなたの身の回りにもいないだろうか、「あなたのことは手に取るようにわかる」と言ってくる人が。
シークエンスさんは、「他人が何を考えているかなんてわかるわけがない」と言った上で、他人を「わかる」と言う人は「周囲の人間をこういう人だ、と決めつけて」いると指摘している。
そして、人間は意外と、周りの環境によって影響を受けたり、流されたりしやすいもの。相手の固定観念を押し付けられ続けていると、知らず知らずのうちに、心的ストレスが溜まっていき、最悪の場合は、自分の人間性が書き換えられてしまう恐れがあるのです。
「わかるよ」と言ってくる人に近づくと、その人の思い通りの自分になってしまうかも......？ ちなみに他人に「わかる」と言う人の生き霊は、外側は威圧的だが真ん中はボワーッと薄れたように見えるそう。実はメンタルが弱いことの表れなのだそうだ。何でもわかってくれるすごい人に見えても、その言動は弱さからきているようだ。
「生き霊」と言うと突飛なように見えるが、シークエンスさんが指摘していることは、ちょっと勘のいい人なら「あの人、愛想はいいけどなんかもやっとする......」と感じるような類の「いい人」ばかり。その違和感を、霊視ではっきりと解明してくれるのがこの本だ。あなたの身の回りにいるあの人も、本当はヤバい人かも......。うっかり近づかないように、本書で対策しよう。
■シークエンスはやともさん
1991年 東京生まれ。吉本興業所属。霊が視え過ぎる芸人として知られる。小学校3年生から霊が視えはじめたが、中学校まではそのことを隠していた。大学以降は信頼できる人に打ち明けるようになり、NSCを経てピン芸人を始めてまもなく先輩の薦めで霊視を披露するように。『ホンマでっか⁉TV』など多くのテレビ番組に出演し反響を呼ぶ。 2016年より「女性自身」にて『ポップな心霊論』を連載中。著書に『ヤバい生き霊』（光文社）、『霊が教える 幸せな生き方』（KADOKAWA）。YouTube『シークエンスはやともチャンネル～一人で見れるもん。』では心霊話や霊視による考察動画を配信。登録者数は22.5万人（2022年7月時点）。2021年に金城めくるくん、りゅうたろうとのお笑いトリオ「ウォーリーズジャパン」を結成した。
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