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教養×??? 齋藤孝さんが考える「一目置かれる言葉のセンス」とは

教養のある人がしている、言葉選びの作法

   『声に出して読みたい日本語』(草思社)などの著書で知られる齋藤孝さんの新刊では、「言葉選び」がテーマとされている。

   あなたの身近にいる、ちょっとした言い回しにセンスを感じる人を思い浮かべてほしい。その人は、知性を感じさせる教養に加えて、「ある能力」を持っているはずだ。

   2022年12月8日『教養のある人がしている、言葉選びの作法』(ぱる出版)が発売された。

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   本書によれば、言葉のセンスは生まれつきのものではなく、誰にでも習得可能だという。トレーニングによって身につけられるのだ。

   ここで言う「言葉のセンス」とはどのようなものなのだろうか。ひとことで言えば、「教養×状況を切り取る能力」だという。本書では、まずは、「センスがある」「一味違う」と感じる言葉の正体を丁寧に解きほぐすところから始める。

   言葉のセンスが求められるのは、口頭で話す時だけではない。SNSやブログなど書き言葉も同様だ。一目置かれる言葉のセンスを身につければ、あらゆる場面で役立つに違いない。

   本書の目次は以下の通り。

第1章 言葉の「センス」とは何か――教養×状況を切り取る能力
第2章 「教養」とは何か――語彙力・構文・知識をベースに
第3章 「状況を切り取る能力」とは何か――センスある視点・切り口・角度の習得法
第4章 センスを磨く実践トレーニング
第5章 センスが光る発信例――文学作品・「話す」発信・「書く」発信・就活ビジネスシーン
第6章 言葉の「センス」で人生を豊かに

■齋藤孝さんプロフィール

さいとう・たかし/1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー著作家、文化人として多くのメディアに登場。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社文庫、毎日出版文化賞特別賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞)、『雑談力が上がる話し方』『1冊読み切る読書術』(ダイヤモンド社)、『大人の語彙力ノート』(SBクリエイティブ)など多数。



  • 書名 教養のある人がしている、言葉選びの作法
  • 監修・編集・著者名齋藤 孝 著
  • 出版社名ぱる出版
  • 出版年月日2022年12月 8日
  • 定価1540円(税込)
  • 判型・ページ数四六判、224ページ
  • ISBN9784827213577

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