「鍵ハモ」こと鍵盤ハーモニカは、小学校で習う楽器というイメージが強いかもしれない。実は、クラシックやジャズやタンゴなど、大人の音楽でも使われる本格的な楽器だ。さらに最近では、健康増進の効果も注目されている。
鍵ハモの演奏には、「深い呼吸」が必要。深い呼吸には、脳が活性化する、血流が良くなる、自律神経が整うなどの効果がある。健康のために鍵ハモを演奏する指南書『「なんとなく不調」をなくす大人の鍵ハモLesson』（小学館）が発売された。
本書によると、鍵ハモの演奏には、以下のような効果が期待できるそうだ。
・脳の活性化
・血行促進
・口角が上がる
・深い呼吸で精神安定
・姿勢が綺麗になる
・お腹まわりスッキリ
・自律神経が整う
・疲労回復
・持久力がつく
こんなに健康にいい鍵ハモだが、同時に、弾きこなすためには体力が必要だ。深い呼吸を続けるのも慣れないうちは難しいし、曲によってはずっと立ちっぱなしの場合もある。本書では、まずエクササイズで体幹を鍛えてから演奏レッスンを始める。
レッスンはロングトーンから始まり、「戦場のメリークリスマス」、「リベルタンゴ」と難易度が上がっていく。YouTubeの伴奏動画で、アーティストとのセッションもできる。演奏を楽しみながら健康になれて、まさに一石二鳥だ。
子どもの頃に使っていた鍵ハモが眠っている大人のみなさん、健康のために引っぱり出してみてはいかがだろうか？
■Mon"Design-NeT"さんプロフィール
もん・デザインネット／広島市出身ピアノ・鍵盤ハーモニカ演奏家・作曲・編曲家。小学1年生の時にベリーショートにして登校した際に"モンチッチ"に似ているといわれ、付いた愛称"もんちゃん"が現在の活動名の由来。ミュージシャンに限らず、役者やダンサー、美術家など様々なアーティストと共演、自らの脚本演出で舞台興行を行う。ネットラジオの自身の番組｢Sweet Swing Design-NeT｣や、二胡＋鍵盤＋津軽三味線＋TAPの編成で"世界を一つに体感できる唯一無二のサウンド"を国内外に届け続けている。「HALE to KE～ハレとケ～」などの活動を通し、世界中のあらゆる楽器との融和を目指して活動している。
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