年を重ねるにつれて、髪や肌、手、二の腕、ひざなど体のパーツにも少しずつ変化が見え始める。まだまだ気持ちは若いつもりなのに、心や体の変化に追いつけず「今」の自分に似合う服がさっぱりわからなくなってしまった......そんなときに力になるのは、同じように仕事や育児にまい進しながらオシャレに向き合ってきた、同世代の女性の言葉だ。
『私たちに「今」似合う服 新しいベーシックスタイルの見つけ方』(大和書房)は、仕事や家事、育児などで自分のために時間を使えなかった世代の女性たちが、これからは「自分のため」に服選びができるよう背中を押す1冊。
人気雑誌「VERY」「LEE」などで活躍するスタイリスト・福田麻琴さんが、同世代の40〜50代の女性に向けて、「ファッションを通して自分が変化していく様子」を自分の言葉で語る。
本書の第2章「からだのこと」では、背中、お尻、ひざ......などなど、各パーツにおけるオシャレについて福田さんの考え方が語られる。
たとえば、「手」。「いつのまにかお母さんと同じ手に」と題されたこのトピックでは、福田さんが自身の手に対して思いを綴っている。
「短くて節々の太い色気のない小さな手。私の手は、そんな手です」
「愛おしい働き者の手じゃないか。私が愛してあげねば。そしてケアしてあげねば。手も肌や髪と同じく時間やお金をかけてあげればちゃんと復活するものなんでしょうかねぇ。そんな期待も込めてとにかくやってみよう」
そうして、まずはハンドクリームを塗るところから始めた福田さん。意外にも、美容に開眼したのはわりと最近のことなのだとか。
体の中で年齢が隠せないパーツと言われがちな、手。「四六時中自分の目に入ってくる部位」であり、結婚指輪などアクセサリーを着けることが多いパーツでもある。しっかりケアすることで、自分を大切にできている実感も得られるのでは。
さらに、髪も手と同じく年齢を感じやすいパーツだ。「女性が、私が、薄毛になるなんてありえない!」、福田さんはそんなふうに思っていたんだとか。
「髪が寂しくなるのはおじさんの役目で、まさかおばさんにも降り掛かってくるだなんて、誰も教えてくれなかったもの」
そして、同世代の女性に必要なのは、持っている素材、つまり自分の肌や髪をベストな状態に戻し本来の力を発揮できるようにすることだと語る。そんな福田さんが実践しているヘアケアとして、「ダヴィネスのマルチオイル」がおすすめされている。
「どうしても面倒なことができない」という福田さんが、髪だけでなく顔、体にも全部使えるという一品。
「大人ならゆっくりちゃんと時間をかけて、育てましょう、増やしましょう、もう一度!」
元気のない毛に悩んでいるときは、ヘアケアの候補に入れてみては。
■福田麻琴さんプロフィール
ふくだ・まこと/スタイリスト。1978年生まれ。「LEE」「VERY」「mi-mollet」など女性誌やwebマガジンのスタイリングを中心に広告、CMの他、エッセイの執筆、ブランドのディレクション、バイイング、コラボ商品開発など幅広いジャンルで活躍中。フランス留学を活かしたフレンチテイストに抜け感を加えたベーシックスタイルにファンも多く、Instagram、YouTubeも人気。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?