浅草雷門前で、モノトーンの着物をモードに着こなす吉田羊さん。実はこの写真、吉田さんが着物にハマった20代のころに撮影した同アングル写真の令和版だという。
吉田さんは、「着物が趣味」だと言うと珍しがられることが多く、「こんなに楽しいのになぁ」と常々もどかしく思っていたという。「ならばその楽しさを伝える本を」と、自身がスタイリングしたアンティーク着物の着こなしをフォトエッセイ『ヒツジヒツジ』(宝島社)にまとめた。2023年7月7日発売予定だ。
本書には、吉田さんの「日本ならではの四季とともに着物を楽しんでもらいたい」「もっと気軽に日常で着物を楽しんでほしい」という想いが込められている。
制作期間は9か月、収録されているコーデは71体に上る。浅草の雷門や銀座三越、東京駅、歌舞伎座などのほか、桜並木、雪景色、お祭りなど様々なシチュエーションで撮影された。
吉田さん流の「小物使い」「柄選び」「色遊び」、コーディネートの「遊び心」が見どころ。さらに、映画キャラクターや植物をモチーフにした「ナリキリアソビ」などユニークな着物コーディネートも掲載されている。
おすすめ着物ショップも紹介されているので、吉田さんのコーデに憧れて着物デビューしたくなったら、のぞいてみよう。
吉田さんは、本書刊行にあたり「とにもかくにも着物でアレコレ遊びました。これからの方には『こんなふうに着ていいの!?』と、すでに着物民の皆様には『そうそうこれこれ』とニマニマしていただけたら幸いです。」とコメントを寄せている。コメントの通り、これまでの着物のイメージを覆すような写真集となっているので、見るだけでも楽しい。
Chapter 1:キモノヒツジ
<ヒツジにの群れに囲まれての撮影も!>
Part 1:キモノと春夏秋冬
Essay:ヒツジ流キモノの楽しみ
Part 2 :キモノと32の日常
Chapter 2:アソブ、ヒツジ
Part 1 :和洋でアソブ
Part 2 :小物でアソブ
Part 3 :ナリキリアソビ
<ナウシカになりきる着物コーデも??>
Chapter3:ヒツジのモト
<吉田羊さんを応援する「ヒツジスト」へのメッセージも>
日常着として着物コーデを楽しむ人も増えている。新しい着物の魅力に出合えるフォトエッセイだ。
■吉田羊さんプロフィール
よしだ・よう/2月3日生まれ、福岡県久留米市出身。小劇場を中心に活動後、TV・映画などの映像へと活動の幅を広げる。2007年『愛の迷宮』で連続ドラマデビュー。2014年には『HERO』でクールな女性検事を演じ注目を集める。映画『ビリギャル』では第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を、2021年には舞台『ジュリアス・シーザー』で第56回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。現在は、映画・ドラマ・舞台・CM・ナレーションと幅広く活動。2022年には俳優デビュー25周年を迎えた。また同年、雑誌連載をまとめた、食にまつわるエッセイ『ヒツジメシ』(講談社)を出版。
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