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サラリーマン2人組が、週末だけ「縄文人」になってみたら。

週末の縄文人

 平日は同じ会社で働く30代の2人組。週末は山にこもり、現代の道具を一切使わず、ゼロから文明を築いていく......。

 YouTubeチャンネル登録者数11万人超(2023年8月24日時点)の「週末縄文人」こと縄(じょう)さんと文(もん)さんのサバイバルエッセイ『週末の縄文人』(産業編集センター)が、2023年8月25日に発売された。

『週末の縄文人』週末縄文人 著(産業編集センター)
『週末の縄文人』』週末縄文人 著(産業編集センター)

 スーツ姿で石斧を作り、土器で煮炊きし、竪穴住居で過ごす2人。公式サイトによると、目標は「縄文時代から始めて、最終的には江戸時代くらいまで文明を進める」ことだそうだ。

 縄さんいわく、縄文生活を通して、人類の最も偉大な発明だと感じたものは「ヒモ」。はじめはそれほど重要なものと思っていなかったが、火起こしに苦労したのをきっかけに木の根の皮でヒモを作ってみたところ、こんな感動を味わったのだという。

 このシンプルかつ美しいメカニズム、そして「縫合」「織物」「釣り」など、次なるプリミティブテクノロジーの基礎技術となる汎用性の高さ。ヒモは火起こしや土器に並ぶ、原始の大発明なのだ。

 本書は2人の体験記とあわせて、ヒモの撚(よ)り方のほか、火の起こし方、石斧の作り方、土器の作り方といった、縄文人スキルの基礎をコラムとして収録。縄文活動の様子は写真つきで楽しめる。本書でプチ時間旅行をして、文明のありがたみを味わってみては。

【目次】
1章 原始の火には神様がいた
2章 石斧に宿った魔力
3章 "ヒモ"は原始の発明
4章 縄文人が土器に縄文を付けたワケ
5章 竪穴住居から縄文の世界を覗き見る
実用コラム:火の起こし方/石斧の作り方/ヒモの撚り方/土器の作り方

〈著者プロフィール〉

■週末縄文人
しゅうまつじょうもんじん/都会のサラリーマン2人が、週末を使って縄文生活をする様子をYouTubeで配信。「現代の道具を使わず、自然にあるものだけでゼロから文明を築くこと」を目的に、ライターを使わずに火を起こし、石を削り出した斧で木を切る。最終的には江戸時代まで文明を進めるのが夢。背が高いほうが「縄(じょう)」、がっしりしているほうが「文(もん)」。2人ともアラサー。

■縄さん
じょう/1991年秋田生まれ。大学時代にワンダーフォーゲル部に所属し、学生生活の多くの時間を山で過ごす。趣味は釣りと料理。好きな縄文活動はヒモ撚りと土器作り。

■文さん
もん/1992年東京生まれ。幼少期をアメリカ・ニュージャージー州やアラスカ州で過ごす。縄文時代に1つだけ持っていけるとしたら、アイスクリームを選ぶ。



  
  • 書名 週末の縄文人
  • 監修・編集・著者名週末縄文人 縄・文 著
  • 出版社名産業編集センター
  • 出版年月日2023年8月25日
  • 定価1,760円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・176ページ
  • ISBN9784863113756

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