2023年11月24日、教育ジャーナリスト・佐野倫子さんの著書『中学受験ウォーズ 君と私が選んだ未来』(イカロス出版)が発売された。
本書は、小学校・中学校受験をテーマにした小説『天現寺ウォーズ』の著者が、競争が加熱する中学受験に挑む親子6組の物語を、実際に中学受験を経験した親子への取材に基づいたセミフィクションとして描いたもの。そのリアルなストーリーから、親がはまりがちな「中受のトラップ(罠)」を紐解いている。
さらに中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表の矢野耕平さんによる「プロが見た中学受験のこれから」として、子どもと伴走する親が意識すべきポイントを掲載。中学受験を親子にとってかけがえのない体験にするためのヒントが得られる一冊だ。
●目次
【1章】わが子の運命を分けた瞬間 ~6組の親子のストーリー
エピソード1/"桜蔭から東大母"が直面した「子どもは勉強ができない」というショック
エピソード2/4年生で入塾、余分な課金ナシ! ボリュームゾーンから御三家合格に導いた母
エピソード3/CAとしてフルタイムで働くシングルマザーの母。息子の成績は低空飛行......。
エピソード4/とにかく中学受験に向いていない娘。共働きで勉強を見る時間がない母の誤算
エピソード5/姑からのプレッシャーを受け続けた母が、ついに口にしてしまった禁断の一言
エピソード6/不登校になり公立回避のため中学受験を選んだ親子。本当に「ゆる受験」は可能?
【2章】「中受沼」に落ちてしまった親のマインドチェンジ術
なぜ親は「中学受験沼」にハマってしまうのか
親がはまりがちな中受のトラップ1/自分の人生の忘れ物を子どもの受験で取り戻そうとする
親がはまりがちな中受のトラップ2/塾のクラスや持ち偏差値に必要以上にこだわる
親がはまりがちな中受のトラップ3/中学受験をコスパ・タイパで考えてしまう
親がはまりがちな中受のトラップ4/自分が優秀なので、子どももできると思い込む
【3章】 10年先、そして人生を見据えた中学受験とは中学受験を終えたあと、親は何を思う? 終了した保護者へのインタビュー
「プロ」が内側からみた中学受験のこれから 中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表/矢野耕平先生)
■佐野倫子さんプロフィール
さの・みちこ/教育ジャーナリスト・作家東京生まれ、早稲田大学卒。イギリス国立ロンドン大学ロイヤルホロウェイに留学。就職・教育関連媒体の編集者・ディレクターを経てフリーランスに。 講談社WEBメディア『mi-mollet』、講談社『Kiss』、幻冬舎『ゴールドオンライン』、『ダイヤモンド・オンライン』、『東京カレンダーWEB』、月刊[エアステージ]にて教育関連の記事や小説を多数執筆。 著書は小学校・中学校受験をテーマにした小説『天現寺ウォーズ』(イカロス出版)、『知られざる空港のプロフェッショナル』(交通新聞社)。
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