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又吉直樹「初めての漫才は6歳」 お笑いと小説に共通する「言葉」への思い

言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法

 作家、落語家、ジャーナリスト。"言葉のプロ"たちの言葉は、なぜ響くのだろうか? 『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』(KADOKAWA)が、2023年12月26日に発売された。

『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』田丸雅智 著、株式会社FM愛媛 協力/監修(KADOKAWA)
『言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法』田丸雅智 著、株式会社FM愛媛 協力/監修(KADOKAWA)

 本書は、ショートショート作家の田丸雅智さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「コトバノまほう」(FM愛媛)を書籍化したもの。毎回、日本語を操る各界のプロフェッショナルを招き、日本語の魅力や可能性を"まじめに"語り合っている。

 収録している回は、以下の20名分だ。

又吉直樹(お笑い芸人・作家)/小野賢章(声優)/神野紗希(俳人)/葉月のりこ(朗読家)/苅谷夏子(「大村はま記念国語教育の会」理事長・作家)/倉成英俊(プロジェクトディレクター)/新井見枝香(元書店員・作家)/キリーロバ・ナージャ(コピーライター・作家)/しりあがり寿(漫画家)/せきしろ(俳人・作家)/俵万智(歌人)/林家たい平(落語家)/堀潤(ジャーナリスト)/井坂彰(DJ)/紫舟(書家・芸術家)/曽我部恵一(ミュージシャン)/為沙道中(翻訳家)/藤岡みなみ(文筆家)/KEN THE 390(ラッパー)/谷川俊太郎(詩人)

 又吉直樹さんは、6歳の時の初めての「漫才づくり」のエピソードに始まり、「コントも小説もどちらもつながっている。やりたいことは同じ」だという、創作の核を明かしている。このほか俵万智さん、谷川俊太郎さんなど豪華なゲストたちが、自身の"言葉"についてとことん語っている。

■田丸雅智さんプロフィール
たまる・まさとも/1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。書き方講座の内容は、2020年度から小学4年生の国語教科書(教育出版)に採用。2021年度からは中学1年生の国語教科書(教育出版)に小説作品が掲載。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。メディア出演に「情熱大陸」「SWITCHインタビュー達人達」など多数。


※画像提供:KADOKAWA




 


  • 書名 言語表現の名手20人から学ぶ ことばの魔法
  • 監修・編集・著者名田丸雅智 著、株式会社FM愛媛 協力/監修
  • 出版社名KADOKAWA
  • 出版年月日2023年12月26日
  • 定価2,200円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・288ページ
  • ISBN9784046064097

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