さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年5月6日は、前週(4月26日)に引き続き「介護現場はテクノロジーで変えられるのか」というテーマで放送。
編集部からのおすすめの本は4月26日の放送でお伝えした『介護離職はしなくてもよい』(濱田孝一 著、花伝社)。
本書がどんな内容なのかは、記事「介護離職する前にひとまず思い止まろう!」を参照。
番組では、 Panasonic Game Changer Catapult代表の深田昌則さんと、株式会社aba代表取締役CEOの宇井吉美さんが「未来のケアテック」や「介護施設や訪問介護」について熱いトークを繰り広げました。
深田 高齢者のポジションが「介護される側」として固定されてしまっていることは「違う」と思っています。
介護される側も申し訳ないという発想ではなく、社会貢献や新しいことへの挑戦ができるようにしたいです。
食、健康、美容など様々な分野で今までになかった新しいサービスが生まれてくるのではないでしょうか。特に家庭での役割が増えているので、新しい家電の在り方であるケア家電が新たなカテゴリーとして確立するでしょう。
宇井 認知症の理解促進のために生まれた少し変わった料理店「注文をまちがえる料理店」の様に小さな仕掛けで、目線を変えて「ま、いっか」と周りの態度を変える仕組みが作れるのではないでしょうか。
テクノロジーとは仕掛けであり、ITだけがテクノジーではありません。もちろん今後もハイテクのものを開発していきますが、そこにローテクをかけ算することでより現場が豊かになると思います。
シンプルな仕組みは最強です。介護現場にも小さな工夫で変化が作れると思います。
宇井 介護施設と訪問介護では、それぞれ状況も必要なものも全く異なります。
チーム戦であり物が整っているためテクノロジーを取り込みやすい介護施設に対し、単独プレーであり状況が千差万別の訪問介護にはテクノロジーが入り込む余地はありますが、まだまだだと思います。ただ、これから家庭の通信環境を気にしなくなってくると状況は変わると思います。ドラえもんのひみつ道具「お医者さんカバン」の介護版を作るのが夢ですね。
深田 日本企業の得意な小型化事業の様なワクワクするモバイル機器が出てくると訪問介護も良くなりますね。
訪問歯科向けのサービスを考えたことはあります。どの事業もそうですが家庭と施設とモバイルはセットです。このセットが介護やヘルスケアでもあると良いですね。
次回は、本日5月10日(月)19時から「テレワーク時代に「強い組織」を作るには」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
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