人気料理家の有元葉子さんの最新刊が発売された。テーマは、手作りのおやつだ。
専業主婦時代、お子さんの下校時間に合わせておやつを準備していたという有元さん。「子どもが学校から帰って玄関を開けたらプーンとお菓子を焼くいい匂いがするといいな」という思いから、手作りおやつを用意するようになったという。
2023年3月8日発売の『おやつはうちで作るもの』(東京書籍)は、有元さんが実際に作っていた手作りおやつのレシピ集だ。
さっそく、本書で紹介されているおやつの一部を紹介していこう。
「ふんわりパンケーキ」は、メレンゲ入りでやさしい食感。
生クリームとバナナをパンケーキで包んだ「バナナオムレツ」。季節のフルーツに変えてもおいしそう。
「桃のコンポートゼリー」「コンポートゼリーミルク」は鮮やかな色合いが目を引く。
甘くて香ばしい「スイートポテト」。蒸し焼きにしたさつまいもを使って作るのがおいしさの秘訣だ。
オリーブオイルでつくる「オレンジケーキ」。ふんわりなめらかな生クリームがたっぷりで、子どもたちの歓声が聞こえてきそう。
アフタヌーンティーの定番、きゅうりサンドやスモークサーモンのオープンサンド、エッグタルトなどのレシピも収録。自宅で優雅な午後のひとときを楽しみたい。
少々かたちが悪くても、素朴で温かな味わいは、手作りのおやつならでは。大人になっても「おやつ」と聞いて思い出すウキウキ感は、「お菓子の出来不出来ではなく、その楽しい幸せな記憶なのだと思います」と有元さんは言う。
「私が楽しんで作っていたおやつが、子どもばかりでなく大人にとっても、よい思い出になっているのは何よりもうれしいことです。」(「はじめに」より)
今回紹介したレシピのほかにも、季節のフルーツでつくるアイスやゼリー、カスタード好きにはたまらないパリ・ブレストやシュークリーム、白玉を使って作るおやつなど、どれもおいしそう。作りすぎてしまったら、大切なあの人にしあわせをおすそ分けするのもいいかも。
■有元葉子さんプロフィール
ありもと・ようこ/素材の持ち味を生かし、余分なものを入れない引き算の料理が人気。
自分が本当によいと思える食材を使い、心と体が納得するシンプルなおいしさを追求。
東京・田園調布で料理教室「cooking class」を主宰し、自由な発想でレッスンを行う。
料理教室と同じ建物にある「shop281」では、自身が使う基本調味料や油、キッチン道具などが揃う。
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