小麦粉を使う場合、パンを焼くときには強力粉、お菓子や揚げ物には薄力粉。一般的にはそう考えられているが、実はもう一種類、「地粉」(じごな)と呼ばれるタイプの小麦粉があることを知っているだろうか?
「地粉」とは、日本産の小麦粉を指す言葉。「中力粉」「うどん粉」などとも呼ばれ、何を作っても「しっとりモチモチ」に仕上がるのが特徴だ。そして、パンにするととても美味しいという。
2023年4月19日に発売された料理研究家・白崎裕子さんの新著『白崎茶会のはじめての地粉パン』(NHK出版)は、「地粉パン」の入門書だ。
白崎さんは、予約のとれない料理教室として知られる「白崎茶会」を主宰してきた人気料理研究家。
日本各地でつくられている地粉には、それぞれの個性や粉そのもののおいしさがある。パンに使うと、ふんわりもっちり、力のある粉の味わいがしっかりと感じられる仕上がりになるという。
白崎さんの長年の研究で工夫を重ねたレシピは力いらずで、驚くほど簡単。読めば誰でも、卵・乳製品不使用で味わいのあるパンを、簡単&おいしくつくれるようになる。
【目次】
はじめに
地粉のはなし
発酵のはなし
1章 ポリ袋でつくるパン
へたパン/フルーツへたパン/メープルパン/フライパンマフィン/じゃがいもパン/さつまいもロールパン/新たまねぎフォカッチャ/豆腐ベーグル/プレッツェル/グリッシーニ
2章 ボウルでつくるパン
まぜまぜ豆乳パン/まぜまぜにんじんパン/豆腐のふんわりコッペパン/豆腐のふんわり白パン/豆腐のふんわりドーナツ/塩こうじパン/豆乳メープルパヴェ/マントゥ/花巻/フライパンピタ/なすカレーパン/イーストパンケーキ
3章 無発酵のパン
ソーダブレッド/枝豆ととうもろこしのパン/ごまパン/くるみパン/甘酒蒸しパン/豆腐あんパン/りんごパン/オートミールのゴツゴツパン
基本の材料
地粉パンのQ&A
■白崎裕子さんプロフィール
しらさき・ひろこ/料理研究家。東京生まれ、埼玉育ち。神奈川県・逗子にある自然食品店「陰陽洞」が主宰する料理教室の講師を経て、神奈川県・葉山の海辺に建つ古民家でオーガニック料理教室「白崎茶会」を始める。植物性の材料でもおいしく満足できる料理・菓子・パンが評判となり、自然食や体質改善、食事療法など食生活にこだわりのある人から料理初心者まで、多くの参加者が全国各地から集まる人気教室となる。現在はオンライン料理教室「白崎茶会レシピ研究室」を開催中。『白崎茶会の癒しのスープ』(NHK出版)など著書多数。『白崎茶会のあたらしいおやつ』『へたおやつ』(ともにマガジンハウス)は、2年連続で料理レシピ本大賞・お菓子部門の大賞を受賞。
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