直木賞作家・桜木紫乃さんと、人気写真家・中川正子さんがタッグを組み、今を生きるひとの心に寄り添う写真絵本を作りあげた。
2023年10月13日『彼女たち』(KADOKAWA)が発売された。
人間関係につまずき独りぼっちを選んだイチコは、「自分のために、納得ゆくまでやってごらんよ」のことばに後押しされて、生き方の舵を切りなおす。そんな時、1匹の猫との出会いで新たな感情を手に入れる。
ほかにも、家事・育児・仕事に追われて自分を見失いそうなモネ、最愛の人との別離を経たケイが登場。それぞれに悩みを抱えた彼女たちの人生は、とある喫茶店で交わる。年齢も生い立ちも違う3人に訪れる変化とは。ひたむきに日々を生きる今の人々にも刺さる写真絵本となっている。
一足早く読んだ人々からは、「泣いてしまった」「誰かにプレゼントしたい」などの感想が寄せられている。
忙しいときにこそゆっくりと、味わうように読みたくなる。忙しさや人との関係に疲れて自分を見失いそうになったときに読みたい、優しい物語。
■桜木紫乃さんプロフィール
さくらぎ・しの/1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で第19回島清恋愛文学賞を受賞。同年『ホテルローヤル』で第149回直木三十五賞を受賞し、ベストセラーとなる。20年『家族じまい』で第15回中央公論文芸賞を受賞。そのほかの作品に『ワン・モア』『砂上』『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』『ヒロイン』、絵本『いつか あなたを わすれても』など。
■中川正子さんプロフィール
なかがわ・まさこ/写真家。1973年神奈川県生まれ。岡山県在住。大学時代に留学したカリフォルニアで写真と出会う。美しい光を生かしたポートレートやランドスケープ写真を得意とし、雑誌、広告、アーティスト写真や書籍など多ジャンルで活動中。日常の風景を独自の感性で切り取ったインスタグラム(@masakonakagawa)が「まっすぐに、自分らしく、よりよく生きたい」と願う女性の心をつかむ。山陽新聞デジタルでコラム「わたしと岡山」連載中。2024年2月に初エッセイを刊行予定。
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