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「ありがとう」と言われる存在に アナウンサーのコミュニケーション教科書

アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方

 2024年1月20日、テレビ大阪元アナウンス部長・黒部亜希子さんの著書『アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方』(法研)が発売される。

 本書は、コミュニケーションのモヤモヤを解消するアナウンサーならではの技術を解説したもの。心に届くやり取りで心地よい人間関係を作る、新しいコミュニケーションの教科書となる1冊だ。

 本書の特徴は、コミュニケーションスキルを向上させるゴールを「人からありがとうと言ってもらえる存在になること」に置いていること。そのための方法をスッと頭に入ってくるやさしい文章で、わかりやすく丁寧に噛み砕き、手順を追って説明している。

 その場を取り繕うだけの表面的なテクニックによる「接客」ではなく、自己表現を行いながら、心がホッとするような人間関係を育む。試行錯誤の末にたどりついた「言いたいことを上手に伝えながら、信頼を増すための再現性のある方法」を学ぶことができる。

【たとえば、こんな人に特におススメです】
□ 毎日笑顔を作るので、一人になるとグッタリする。
□ そんなつもりはないのに、誤解されてしまう。
□ 意見を言うのが面倒で、黙ってみんなに賛同している。
□ 相談したいが、どう言うかを考えるより、一人でがんばったほうがマシ。
□ 表面上うまくいっているが、腹を割って本音で語り合える仲間はいない。

【もくじ】
序章 伝わらない本当の理由 ~ モヤモヤした孤独感から脱け出す思考
●「伝わらない」の思考をなくす
 伝わらなかった原因は誰にある? / 伝わらなかったのは自分の責任と考えれば、解決策が見えてくる
●「伝える」と「伝わる」の違い
「伝える」と「伝わる」の間には明確な違いがある / 伝わらなければ、伝えたことにはならない
●なぜ伝わらないのか
「伝わらない」には2つの種類がある
・Point① 相手を知らないから伝わらない
・Point② 正しく理解されないから伝わらない
第1章 「伝わらない」を「伝わる」に変える10の法則
●相手や状況を理解できていないから伝わらないケース①~⑤
・Case① 聞くのを遠慮して NG×察する
・Case② わかり合おうと思って NG×解釈する
・Case③ 相手を理解したくて NG×自分だったらと置き換える
・Case④ 想定外を怖がって NG×答えを予想しながら質問する
・Case⑤ 思いが募って NG×丁寧に伝えようとする
●自分の魅せ方を知らないから伝わらないケース⑥~⑩
・Case⑥ 相手を気遣って NG×笑顔を作る
・Case⑦ 嫌われたくなくて NG×相手に同調する
・Case⑧ 表現力を磨こうと NG×語彙力を鍛えようとする
・Case⑨ わかる人にはわかると NG×自己アピールしない
・Case⑩ 頼ってはいけないと NG×一人で努力を続ける
第2章 相手を知るために「観察」するときの極意
●観察をすれば、会話の場を整えることができる
 場が整っていれば、相手の方から話を聞こうと身を乗り出してくれる / 円滑なコミュニケーションを図れるようになる第一歩は観察すること
●7つの観察項目
 伝えたいことを相手にきちんと届けるために相手を観察する / 観察するときは客観的な事実を見るようにする / 立てた仮説を観察によって裏付けていくのが効果的
●職場で上司を観察するときのポイント 観察項目①~④
・Point① 相手のスケジュール
・Point② 相手が好むコミュニケーションの手段
・Point③ 相手が好むコミュニケーションの癖
・Point④ 相手が好むコミュニケーションのスピード
●仲良くなりたい相手を観察するときのポイント 観察項目⑤~⑦
・Point⑤ 相手がいま関心があること
・Point⑥ 相手が大切にしている価値観や趣向
・Point⑦ 相手の表情や反応の変化
第3章 自分を知ってもらうために「表現」するときの極意 ●魅せる技術で差をつける Part①【声】で魅せる
・Voice① 表現の源はエネルギー
・Voice② 声を整える朝の習慣
・Voice③ 手鏡片手に「遅口言葉」
●魅せる技術で差をつける Part②【姿】で魅せる
・Figure④ 振り向かれる立ち姿
・Figure⑤ 存在を大きく見せる座り方
・Figure⑥ プレゼンはゆっくり堂々と動く
・Figure⑦ 体を前に乗り出す効果
・Figure⑧ 緊張を解く3つの秘訣 
●魅せる技術で差をつける Part③【目】で魅せる
・Eye⑨ 目元から安心させる
・Eye⑩ 目に喋らせる
・Eye⑪ 目玉は左右に動かさない
・Eye⑫ 目線で説得力を増す
・Eye⑬ オンライン会議の目線はココ
●魅せる技術で差をつける Part④【話し方】で魅せる
・Talk⑭ 相槌【①言葉編】
・Talk⑮ 相槌【②仕草編】
・Talk⑯ やめたい口癖とマネしたい口癖
・Talk⑰ 話し始めるタイミングをずらす3つのコツ
・Talk⑱ 台本は箇条書き
・Talk⑲ 書き言葉で話さない
・Talk⑳ 変化を実況中継する
【COLUMN】表現するためにアナウンサーが本番前にしていること
第4章 「ありがとう」で繋がり 心地よい人間関係を作る
●「ありがとう」がもたらす効果
 ありがとうの言葉にはメリットがたくさんある / ①反応が得られやすく、嫌な思いをするリスクが低い / ②言った自分のことも癒すことができる / ③相手と自分を簡単に繋いでくれる
●「ありがとう」を伝えるときの心構え
・Point 無理に言わない
・Point 感謝することが見つからないときに試す3つのこと
・Point 「ありがとう」には2つある
【COLUMN】 最強に伝わる「今日もありがとう」
●「ありがとう」の伝え方
 棒読みを回避するために視聴者を想像する / "ありがとう"の前に言葉をくっつけると心を込めやすい
●反射的に「ありがとう」が出るレッスン
 感情を表に出すことに慣れる / ①感情を表に出す練習をしておく / ②相手の反応に期待をしない / 構えずに気軽に感情を解き放つ
●「ありがとう」を言われる人は何が違うのか
・Point 自分から先に「ありがとう」を言う
・Point 完璧な自分を諦めている
・Point 「面白いことがあるかも」で巻き込まれる

■黒部亜希子さんプロフィール
くろべ・あきこ/元テレビ大阪アナウンス部長。1973年生まれ。兵庫県出身。聖心女子大学文学部卒。1996年宮崎放送に入社。1999年にテレビ大阪に転職し、報道・スポーツ・情報バラエティまで、幅広く活躍した。2020年4月から3年間はレギュラー番組のナレーションを担当しながらアナウンス部長を務め、2022年12月ドキュメンタリー番組のナレーターとして出演したのを最後に2023年4月からは社長秘書を担当。あわせて経営企画局 次長 兼 秘書広報 兼 SDGs・CSR推進グループ長および放送番組審議会事務局長も務め、アナウンサー時代の経験を活かして新たな分野に活躍の場を広げている。


※画像提供:法研

  • 書名 アナウンサーが知っている 最強の居場所の作り方
  • 監修・編集・著者名著者:黒部 亜希子
  • 出版社名法研
  • 出版年月日2024年1月20日
  • 定価1,650円(税込)
  • 判型・ページ数四六判・272ページ
  • ISBN9784867560907

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