自信が持てない、落ち込んでいる、元気が出ない、漠然とした不安を抱えている。
こんな時、自分をどうやって勇気づけていますか?
どんな人でもいいところや誇れるところがあるはず。でも、気持ちが落ちている時は、なかなかそこに目が行きません。
自分を立て直すために大切なのは、見失っている自分の良さやこれまでにやってきたこと、うまくやり遂げたことに意識して目を向けること。ことだま書道家の白水春鵞さんの著書『数えてごらん 幸せを見つける道しるべはここにあった』(コスミック出版刊)はそんなことを教えてくれます。
白水さんが本書のなかで提唱しているのは「数えること」。
数える対象は何でも構いません。これまで経験したうれしかったことや、感謝したい人、今持っているもの、これからやりたいことなどなど、今の自分を作った体験や未来の自分が手に入れたいものについて、思いつく限り数えてみましょう。
それは、すなわち自分と深く対話すること。これをすることで、自分の良さや魅力、これまで成し遂げていたことに目を向けることができ、自信を取り戻せるはずです。
数えていると、幸せがじわっと感じられるようになります。
過去のことを整理することができ、そういう過去の上に、今の自分が生かされていることを実感できるのです。(P12より)
また、自信を持って自分らしく生きるためには「よい言葉」を使うことも大切です。自分が口に出す言葉は、知らず知らずのうちに潜在意識に刻み込まれていくもの。普段からマイナスの言葉やネガティブな言葉、人を傷つける言葉を使いがちな人は、意識して言葉遣いを変えてみるといいかもしれません。
「あの頃に戻りたい」ではなく「楽しい未来を考えよう」。
「こんな程度ではダメだ」ではなく「ここから巻き返せばいい」。
「なんでこうなったんだろう」ではなく「どうすれば改善できるのだろう」。
最初は無理をしているように感じても、ポジティブな言葉遣いを続けていけばだんだん身になじんでくるはず。
「最初は言葉ありき」です。
言葉が思考を生み出し、思考が行動となります。
言葉の使い方によって、よい人生にもなり、よくない人生にもなります。
よい言葉をつかえば、よい人生が開けてきます。(P189より)
◇
過去にあったことや未来にやりたいことを数えること。
そして、言葉が持つ大きな力を知って、その助けを借りること。
白水さんが本書の中で提唱しているこれらの方法は、落ち込んだ心を立て直すために、そして幸福な人生を作っていくために大いに役立ってくれるはずです。
(新刊JP編集部)
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