一品料理にもなり、お惣菜にもなり、スイーツにもなる。
卵は毎日の料理に欠かせない食材です。それだけに卵の料理法を押さえておくと、ちょっとしたご馳走に、時間がない時の簡単献立にと、料理の幅がぐっと広がります。
『簡単なのに褒められる! たまごだらけの癒しレシピ』(KADOKAWA刊)はそんな卵料理だけを集めたレシピ集。TikTokで110万人以上のフォロワー数 (2022年3月時点)を持ち、TBS「グランメゾン東京」でも人気を集めた俳優の池田航さんが、卵愛にあふれたレシピの数々を紹介していきます。
生でもゆでても焼いても、煮ても炒めても、ヨシ!の卵があれば、味や栄養、見た目にボリュームだって変幻自在にバッチリ決めてくれます。
この本で紹介するレシピは、そんな頼もしい卵をフル活用してご自宅で作っていただきやすいようにできるだけ少ない手順で済むよう、考えに考えました。(『簡単なのに褒められる! たまごだらけの癒しレシピ』)
池田さんがこのレシピ集で重視しているのは、手順のシンプルさ。おいしくて栄養があるのはもちろん、短時間で簡単に作れると普段使いしやすいですよね。
たとえば「絶対に失敗しない トロットロ親子丼」はこんなに簡単です。
材料(2人分)
卵.........3個
鶏モモ肉.........150g
玉ねぎ.........1/2個
ご飯.........300g(2膳分)
水溶き片栗粉(水大さじ1、片栗粉小さじ1)
以下A
麺つゆ.........小さじ2
酒.........大さじ1
水.........160g
砂糖.........小さじ1
醤油.........小さじ1
作り方
1.一口大にした鶏モモ肉と、くし切りにした玉ねぎをAで煮込む。
2.水溶き片栗粉でとろみをつける。
3.溶き卵を半分流し入れ、蓋をして卵が好みのかたさになるまで(40秒程度)加熱する。
4.残りの溶き卵も流し入れ、箸で軽くかき混ぜる。お好みのかたさで火を止める。
5.ご飯にのせて、お好みミツバを散らす。
一般的には親子丼には水溶き片栗粉は入れませんが、作り方の2でとろみをつけておくのが成功のカギなのだとか。ごはんさえ炊いておけば所要時間は10分ほど。本当に簡単でおいしくできます。洗い物も少なくて楽ちん。
◇
「レンチンだけでできる!ホワイトカニ玉」
「超お手軽にボリュームごはん!ごろっと野菜のユッケジャン」
「絶対褒められる!飲めるほどなめらかな卵プリン」
などなど、本書には「卵料理ってこんなにたくさんあるんだ」と驚くほど、見た目も味も調理法も様々な卵のレシピが紹介されています。
池田さんが「分量は目安です!」「冷蔵庫にあるものを活用しよう」としているように、レシピ通りに作ることにこだわりすぎず、その時あるものを使って、自分がおいしいと感じる味つけに調節することがポイント。もちろん、料理に自信がないならレシピ通りに作るのもアリです。
献立の主役も脇役もデザートもカバーできるレシピ集。キッチンに置いておくと料理の幅が広がるはずです。
(新刊JP編集部)
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