戦後まもないころに書かれた「世界史」「日本史」の教本はどんな内容だったのか?
山川出版社は『復刻版 世界史概観』『復刻版 日本史概観』(公益財団法人史学会編)を発売中だ。1949(昭和24)年に『世界史概観』、50(昭和25)年に『日本史概観』を出版、両書を原型に教科書の発行へとつなぎ、今では高校の歴史教科書で第1位のシェア(2018年度世界史・日本史)を獲得するに至っている。
両書が編集されたのは戦後、高等学校に社会科が新設され「世界史」が履修されることになり、「日本史」の授業も再開されることになった時期だ。戦前の中学校では「国史」「東洋史」「西洋史」という区分になっており、「世界史」の概念自体がなかったという。 いま読みなおすと新鮮な発見がありそうだ。
復刻版は内容の完全な再現にこだわり、紙面は当時と同じ縦書き。活版印刷の文字、手書きの地図など刊行当時のまま。文字を読みやすくするため、やや大きく拡大しA5判の判型にしている。
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