新刊なのに、昭和レトロな絵のタッチで懐かしさを感じさせる絵本「よなかかいじゅうイビキラス」(白泉社)。となりで寝ている家族のイビキ、歯ぎしり、寝言のイライラがワクワクに変わるユーモラスな内容だ。
主人公は、父親のうるさいイビキのせいで、最近ぐっすり眠れない子ども。「もしかしたら、お父さんの口の中には怪獣が住んでいて、夜中に暴れているのかもしれない」と想像する。イビキの怪獣を「イビキラス」と名付け、怪獣の特徴や父親の好きなものがぎっしり詰まったお腹の中までもが細かく描かれている。
以下の2枚の写真は、「よなかかいじゅうイビキラス」(白泉社)より。
しかし、主人公の眠りを妨害する怪獣は、まだいた。母親の歯ぎしりや妹の寝言の怪獣が次々に出現する。以下の2枚の写真は、「よなかかいじゅうイビキラス」(白泉社)より。
この作品を読んだ人からは、次のような感想が寄せられている。
「笑った。間違いなく今年1番に笑った。(中略)イビキラスだけでなくまだまだ怪獣はいて、ぼくの眠りは妨げられる。「どんな家よ!」とツッコミつつ読み進めると......「そうきたか!」と期待を裏切らないラストをお楽しみに」
「子どもならではの柔軟な発想を絵で表現したような本! 私も小さい頃、お父さんの寝てる部屋には怪獣がいると思っていたことを思い出しました! ユーモラスなかいじゅうの名前は子どもが喜びそう!」
周りのイライラすることも、想像の怪獣のせいにしてしまえば、笑って過ごせる余裕がちょっとは生まれるかもしれない。子どもと一緒に大人も楽しめる一冊。
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