在宅勤務で誰にも見られていないのをいいことに、仕事をしながらお菓子をボリボリ。たいして動いていないのに、食事は満腹まで食べてしまう。気づけば一日中何かを口にしていて空腹を感じることがない。おかげで体重が増える一方だ。
そんな生活が、体にいいワケがない。まずは食生活の見直しを......。そこでおすすめなのが、「少食」を習慣化する方法だ。
2021年6月18日、『医師がすすめる 少食ライフ』(クロスメディア・パブリッシング)が発売された。本書が提唱する「少食ライフ」とは、ファスティングダイエットのように「断食」ではなく、節度のある食事を実践することが重要だという。発売1年足らずで2.5万部を突破した前作『食べても太らず、免疫力がつく食事法』に続く新刊だ。
著者のDr. Ishiguroこと石黒成治さんは大腸の専門医(外科医)として働きながら、健康に関するオンラインスクールで講師を務める。さらに、13.3万人(2021年6月現在)の登録者数をもつYouTubeチャンネルの運営もしている。
近年は、ダイエットや健康法の一つとしてファスティング(断食)が注目されているが、苦しいイメージがあり、なかなか継続が難しい。そこで本書では、「少食ライフ」という新しい習慣を推奨する。これは、「必要な栄養素をとりながら固形物の摂取を制限する食事法」のことだ。「食事を完全に断つ」のではなく、「節度ある食事を実践するライフスタイル」をめざし、その方法をレクチャーしていく。
しかし、効果を得るためには、食事法の改善だけでは意味がなく、生活スタイルも改善する必要がある。本書では、必要な栄養素、三日坊主の人のための運動メニュー、良質な睡眠、デトックス方法、ストレスフリーな生活など、ライフスタイルを上手にコントロールする方法も含めて紹介されている。
本書の目次は以下の通りだ。
巻頭 デトックスから始めよう!
プロローグ 医者の不養生な生活から、少食ライフの実践へ
第1章 少食ライフと長寿
第2章 デトックスのすすめ
第3章 食事のタイミング・時間・回数は?
第4章 少食ライフの実践
第5章 足るを知る生活
エピローグ 少食ライフ、5つの実践
付録 Dr. Ishiguroの健康スクール座談会
「腹八分にする」「加工食品を避ける」「水を飲む」など、すぐに実践できる「節食生活」。次の健康診断に向けて、始めてみてはいかがだろうか。
■石黒成治 (いしぐろ・せいじ)さんプロフィール
消化器外科医、ヘルスコーチ
1973年、名古屋市生まれ。1997年、名古屋大学医学部卒。国立がん研究センター中央病院で大腸癌外科治療のトレーニングを受ける。その後名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院、愛知医科大学病院に勤務する。2018年から予防医療を行うヘルスコーチとしての活動を開始。腸内環境の改善法、薬に頼らない健康法の普及を目的に、メールマガジン、YouTubeなどで知識、情報を分かりやすく発信している。Dr Ishiguro YouTubeチャンネル登録者数は13万人(2021年5月現在)。著書に『食べても太らず、免疫力がつく食事法』(クロスメディア・パブリッシング)。
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