さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年6月21日は、前週(14日)に引き続き「クリエイティブとAIはいかに共存するか」をテーマに放送。
編集部からのおすすめの本は14日の放送でお伝えした『センスは知識からはじまる』(水野学 著、朝日新聞出版)。
番組では、 株式会社エクサウィザーズ代表取締役社長の石山洸さんと、グッドデザインカンパニー(good design company)代表取締役の水野学さんが「AIとこれからのビジネス」などについて熱いトークを繰り広げました。
水野 文明が起こると、文化への上乗せが発生すると考えています。技術で差がつかなくなった時代には、文化で差をつけることがビジネスシーンでは役に立ちます。
ビジネスにアートやデザインが入る考えもあれば、その逆もあります。文明で豊かにする、文化で豊かにするということの両立があって初めて、豊かさが享受されると思います。
クリエイティブにはどれだけ余白を作れるかが大切です。そうすることで私は自分ではない人間になって、客観視するという時間が取れています。アナログAIのような活動を自分でやっているのだと思います。
石山 全てのベンチャー企業は文化を目指せということです。
ユニコーン企業(注1)でもゼブラ企業(注2)でもなく、目指すものは文化を創るくまモンのような企業です。社会や文化にどのような付加価値を与えられるかが、AIの第三ラウンドだと思います。
もっとローカルに目を向けて、多様性やユニークネスのような文化に貢献するテクノロジーの使い方を考えていくと、全く異なるホワイトスペースがあるかもしれません。
(注1)ユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業)
(注2)ゼブラ企業(「企業利益」と「社会貢献」を両立する企業)
石山 多様な人と組みながらAIを創るということが大切になってきます。一見良さそうに見えても、ダメなケースもあるからです。
水野 「最高」は割と簡単に見つかりますが、「最適」を見つけるのは難しいです。最適を目指すことが大切です。そのためにもビッグデータ、つまり自分の中に知識を入れていく必要があります。あとはAIとどれだけ手を繋いで未来を創っていけるかだと思います。
次回は、6月29日(火)19時から「2030年、環境とエネルギーの未来を考える」というテーマで放送(今週は火曜日の放送です)。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
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