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「おじさん政治」の終焉なるか? アエラが女性「キーパーソン」に聞いた

AERA(アエラ)2021年9月13日号

 9月3日、菅義偉首相が自民党総裁選への不出馬を表明した。次の総裁選は、五輪やコロナ対策でも明らかになった旧来型の政治を変える「最大のチャンス」。9月7日発売のAERA9月13日号は「政治を変えるのは誰だ」と題し、変化を起こそうとするキーパーソンに取材した。

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総裁選、出るわよ

 注目は、2人の女性政治家だ。自由民主党幹事長代行の野田聖子氏は、AERAの取材に「総裁選、出るわよ」と立候補を目指すことを明言。背中を押した夫の言葉、多様性を求める人たちの「受け皿」として自分に寄せられている期待などについて語った。

 自民党政治は、同質性が高く旧態依然とした「おじさん政治」ではないのかと水を向けると、「おじさんを仮想敵にするのは逃げ」ときっぱり否定。変化を起こすために闘うべきは、「おじさん」ではなく、明治維新以降の家父長制的な「歴史」や、「無関心」だと指摘し、幹事長代行として全体を俯瞰することで見えてきた「ここから変える」を具体的に示した。

 立憲民主党副代表の辻元清美氏は、世界各国のコロナ対策を見渡すと、マッチョなおじさんリーダーの国は苦心し、女性リーダーの国は国民との共感を重んじてうまくいっている、と指摘。「20世紀型のおじさん政治では、国家の舵取りはできない」と断言する。日本は国会にあまりにも女性が少なく、それは立憲民主党も同じだと自戒したうえで、「国会議員の3分の1は女性と決める」「政治には、ミッション(使命)、パッション(情熱)と同時にファッション(クールでかっこいい)が必要」と指摘。その意味で、後に続く女性のためにも、自らがリーダーを目指す、と話した。

 政治学者の中島岳志さんと東京都世田谷区長の保坂展人さんの緊急対談も見逃せない。自民党総裁選への出馬が取りざたされる人々の名前を挙げて、それぞれが総裁になった場合について分析しているほか、与党が支持を落とす中で立憲民主党の支持が上がらない理由や、次期衆議院選挙で有権者は何をどう選べばいいのか、といったことについて、議論している。

もう、ムロツヨシいらない?!

 表紙には、俳優のムロツヨシさんが初登場している。ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子」(日本テレビ)で、交番所長を演じているムロさん。9月23日には主演映画「マイ・ダディ」の公開を控えている。映画の撮影で大切にした「日常のシーン」のこと、「娘」の撮影には自身が出演しなくても立ち会ったことなどについて語っているほか、11月3日公開の映画「川っぺりムコリッタ」の監督に「もう、ムロツヨシいらない」と言われたという強烈なエピソードを披露。ムロさんを支えてきた「天敵」と「戦友」の存在も明かされた。

 ほか、今号のアエラでは以下のコンテンツを掲載している。

「空気感染」がやっぱり「主な経路」だった
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※画像提供:朝日新聞出版


 
  • 書名 AERA(アエラ)2021年9月13日号
  • 出版社名朝日新聞出版
  • 出版年月日2021年9月 7日
  • 定価440円(税込)

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