最近、シミが目立ってきた......白髪が目立ってきた......そんな「老け見え」に悩んでいるとき、まず見直したいのが食生活だ。
2023年1月6日に発売した『見た目が若い人が密かにやっている食べ方の基本! 若返りの栄養学ゆる図鑑』(宝島社)は、誰もが直面する「老化」を防ぐための食事方法や運動のコツが図解でわかる1冊。
40歳を過ぎた頃から感じやすい見た目の衰えや体力の低下について、老けるメカニズムをイラストでスムーズに理解できる。原因を理解した上で、老化を食い止めるための正しい食べ方などの対策が学べる構成だ。
監修の工藤あきさんは消化器内科医で、美腸・美肌評論家として腸内細菌や腸内フローラにも精通する。腸活や菌活を活かした美肌・エイジングケア治療にも力を注いでいる。
今回は本書から抜粋し、今すぐできる食生活改善のポイントを紹介したい。
多くの人が気になる、シミ。年齢とともに増えていくものだが、老け見えの原因にもなってしまう。本書によると、特に日光に当たりやすい顔や手にはできやすいそう。紫外線がシミの原因になるため、日傘や日焼け止めクリームなどで対策している人は多いだろう。
実は、抗酸化作用の高い食品を摂ることでも紫外線対策はできるという。
本書では、代表的な食品の一部として以下を挙げている。
・ポリフェノールが豊富なブルーベリー、ブドウ、チョコレート
・リコピンを含むトマト
・アスタキサンチンを含むサーモン
・ビタミンCたっぷりのパプリカ、イチゴ、ブロッコリー
・ビタミンEが摂れるアーモンド、落花生
日々の献立を考える上で、頭の隅に置いておきたい。
一方、健康を考えて「粗食」中心のメニューにしている......という人は注意が必要だ。粗食というと、ご飯にみそ汁、そして漬物だけという質素な食事のイメージがないだろうか。
しかし、本書ではこれを「間違った粗食」としている。本来の粗食とは、未精製の穀物とみそ汁、野菜、豆類、魚介類、海藻類で構成された和食のこと。シンプルだけれど栄養バランスがとれている食事だ。また、脂肪や塩分の摂取を控えることもできる。
イメージが先行し質素なだけの食事を続けてしまうと、塩分過多な一方でたんぱく質と脂質が少なく、さまざまな不調に襲われるおそれも。
「間違った粗食は塩分の塊のようなもの。若返るどころか血管も体もどんどんボロボロになってしまうかもしれません」
献立を考えるときは、先述のトマトやブロッコリー、ナッツ類など抗酸化作用の高い食品を中心にしてみよう。
見た目の衰えや体力の低下が気になり始めたとき、見た目が若い人を目指したいときに本書は強い味方になってくれるはず。
■工藤あきさんプロフィール
くどう・あき/消化器内科医、美腸・美肌評論家。2児の母であり、一般内科医として地域医療に貢献する一方、腸内細菌・腸内フローラにも精通する。腸活×菌活を活かした美肌・エイジングケア治療にも力を注いでいる。「ひるまえほっと」(NHK)などに出演。著書に『老けない人が食べているもの』(アスコム)、『体が整う水曜日の漢方』(共著、大和書房)など。日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定医。
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