2024年1月10日、キャサリン・プライスさんの著書『スマホ断ち 30日でスマホ依存から抜け出す方法』(KADOKAWA)が発売された。翻訳を担当したのは、笹田もと子さん。
本書は、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト・マガジンなどで科学ジャーナリストとして活躍する著者が、心理学・脳科学・マインドフルネスの知見を応用し、150名の参加者とともに開発した「スマホ断ち」プログラムをもとにした実践的なガイドブックだ。
たった4週間の無理のないメニューで、デジタルデバイスの使用状況を意識化し、必要なテクノロジーだけを選別し、行動の癖を矯正することで、新しい習慣を形作る。「スマホ断ち」を実施するために必要な知識が詰まった内容となっている。
本書によると、さまざまな研究によって、スマホは集中力や記憶力、創造性を減衰させ、脳をむしばむ危険性があることはすでに証明されているという。
たとえば、IT企業はドーパミンの仕組みを利用して、脳を「ハッキング」することでスマホへの依存を高め、子どもたちの処理能力を落としているとされる。実際、スティーブ・ジョブズもビル・ゲイツも、子どもにモバイル機器を持たせなかったという。
自分にとっても子どもにとっても、スマホ脳は怖い。だが、現代社会でスマホを手放すことは難しい。スマホと正しく付きあい、本来の自分を取りもどすための無理のないノウハウを学べる1冊だ。
【たった4週間のラクラクメニュー】
◆1週目 テクノロジーの選別
◆2週目 癖を矯正する
◆3週目 脳の力を取りもどす
◆4週目とそれ以降 新しい付きあい方をつくる
■キャサリン・プライスさんプロフィール
イェール大学卒業、カリフォルニア大学バークレー校大学院を修了後、ワシントン・ポスト・マガジン、ニューヨーク・タイムズ紙など多くの新聞や雑誌で活躍する科学ジャーナリスト。本書の原著"How to Break Up with Your Phone"(Ten Speed Press)は世界34ヵ国以上で出版された。著書として "VITAMANIA: How Vitamins Revolutionized the Way We Think About Food" (Penguin Books)や"The Power of Fun: How to Feel Alive Again" (The Dial Press)など(いずれも未邦訳)。
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