さまざまジャンルの専門家をゲストに迎え、社会課題や未来予測などをテーマにイノベーションのヒントを探る文化放送の番組、「浜松町Innovation Culture Cafe」(通称:浜カフェ)。BOOKウォッチも番組に参加しています。
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」 前回2021年6月14日は、「クリエイティブとAIはいかに共存するか」をテーマに放送。
編集部からのおすすめの本は『センスは知識からはじまる』(水野学 著、朝日新聞出版)。
番組では、 株式会社エクサウィザーズ代表取締役社長の石山洸さんと、グッドデザインカンパニー(good design company)代表取締役の水野学さんが「AIの今後と課題」などについて熱いトークを繰り広げました。
石山 エクサウィザーズでは、AIで社会課題を解決して幸せな社会を創るということをミッションに活動しています。超高齢社会の日本では、介護の世界でAIを活用できないかと考えています。
女優のいとうまい子さんと介護用ロボットを開発したり、福祉用具最大手の株式会社ヤマシタさんとジョイントベンチャーを設立し、AIで適切な在宅介護サービスの提供を目指しています。
水野 クリエイティブディレクターという名の通り、単に創造するというよりは役に立つもの、よりビジネスに近いところのディレクションをしています。もともとアートは宗教画など「役に立つもの」を創っていました。その頃まで遡れば、デザインもアートも同じ位置づけです。
水野 AIの発達で自分の仕事が軽減されれば良いなと思っています。
感性とは感受性、つまり表現する力ではなく「受け取る力」のことです。客観性や審美眼が大事になって来ます。
AIに取って変わることで精度上がるのならば良いことですし、そう遠くない未来の話だと思っています。
デザインは感覚的だと言われますが、感覚は知識の集積です。学習はAIの強い部分であり、AIへの移行は必然だと思います。ただ無い物を創造することや未来を描くことは、願望のないAIにはまだ難しいことだと思います。
石山 数年前からAIは画像を生成する力もつけて来ています。
大量のパターンを作ることは得意になりましたが、評価や審美眼はまだ弱いです。
データがあればあるほどAIは賢くなるので、ここも研究が進みつつあります。
社会課題を解決するために必要なAIを、AIが勝手に作ってくれることはありません。クリエイティブな力がないと、応用するアイディアは弱いと思います。
次回は、本日6月21日(月)19時から引き続き「クリエイティブとAIはいかに共存するか」というテーマで放送。
詳しい内容が気になる方は、文化放送「浜松町Innovation Culture Cafe」のエアチェックを! スマホ・PCから「radiko」でも聴けます!
毎週「月曜日」の19時からお聞き逃しなく!
※参考リンク 「浜松町Innovation Culture Cafe」
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