大阪といえばおいしくて安いグルメがたくさんあるイメージ。とはいえ、どのお店がおいしいのか案外知らない方も多いだろう。関西を愛してやまないノンフィクションライターの井上理津子さんが見つけた、「おいしい」「安い」「感じいい」の三拍子揃った「味な店」を集めた一冊を紹介したい。
それが、『関西かくし味』(ミシマ社)の第2弾となる、『ぶらり大阪 味な店めぐり』(産業編集センター)だ。
本書には、大阪を中心に、兵庫、京都、滋賀、奈良の67店舗を掲載されている。どこも個人経営の小さな飲食店で、グルメガイドには掲載されていない貴重な情報ばかり。朝日新聞大阪本社版夕刊の人気連載「味な人」の中から、著者取材分をまとめた珠玉の一冊だ。
店主へのインタビューを通じて、その店の"心"を聞き出しました。大阪を中心に、兵庫、京都、滋賀、奈良の67店。普段使いにできる街場の小さな店ずらりです。
そう語る井上さんが人気の秘密に迫った紹介記事は読み応えも十分。明日にでも行ってみたくなる。
すでに関西に住んでいるに人も旅行に行く人にもオススメの1冊だ。この本をバッグに入れて、味だけでなく個性的な店主に出会う関西旅行をしてみては。
■井上理津子さんプロフィール
1955年奈良市生まれ。ノンフィクションライター。長く暮らした大阪から2010年に東京に引っ越すも、大阪贔屓は揺るがない。人と町、および両者が織りなす文化を主テーマに執筆。著書に『さいごの色街 飛田』(筑摩書房/新潮文庫)、『葬送の仕事師たち』(新潮文庫)、『旅情酒場をゆく』(ちくま文庫)、『関西かくし味』(ミシマ社)、『絶滅危惧個人商店』(筑摩書房)などがある。
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