サレ妻は妊娠中
なんでも相談できる親友が、実は夫と不倫してたなんて――。
バレそうでバレない、ギリギリな関係の結末は?
ebookjapanのオリジナル作品『サレ妻は妊娠中』(原作:NARATA、作画:霧島凜)は、妊娠中の主人公が「本当にいい旦那」と慕う夫と、主人公の親友である美容師の不倫を描いた作品。クズなのにどこか憎めない登場人物たちによる、危ない綱渡り生活を描いた不道徳サスペンスだ。
主人公の麻衣は、大学のサークルで知り合った初めての彼氏である誠と結婚し、現在妊娠中の専業主婦。進学を機に住み始めた埼玉のベッドタウンで、かれこれ10年以上「幸せ」な暮らしを送っていた。
麻衣が幸せを感じられる理由は二つあった。一つは、親友である美容師の真希と、上京して以来ずっと関係が続いていること。地元を離れて生活する麻衣にとって、ライフステージが変わっても友達でいられる相手がいることは心の支えになっていた。
もう一つは、夫が「本当にいい旦那さん」であること。付き合って10年経っても、変わらず優しくて今でも仲良し。仕事から帰ってくると、料理をして、片付けもして、さらにジムに通って体型維持にも気を遣っている。その働きぶりを真希にのろけると、「理想の旦那様ね」と褒めてくれた。
そんな麻衣が最近心配しているのは、妊娠中に多いらしい「夫の浮気」について。きっかけとなったのは、ある日、となりのベッドで誠が妙な寝言を口にしたことだった。
......ア...キ......アキ......ア...キ
この「アキ」は、もしかして不倫相手の名前かも。不安になった麻衣が真希に相談すると、季節の秋のことだろうと軽く流してくれた。誠はすぐに帰ってくるし、家事も協力的だし、まさか浮気なんてするわけないか――。
しかし実際のところ、この「アキ」は「真希」のことを指していた。誠は、通っているジムで真希と知り合い、麻衣には「ジムに行く」と噓をついて、家事の後に真希に会いに行く、ということを繰り返していたのだ。
しかも、真希に会いに行った時も、水着は塩素に漬けて加工し、さもプールに行ったかのように偽装までしていた。純粋な麻衣はそのことに気づけていない。
誠は、真希と出会うまでは麻衣以外の女性と関係を持ったことがない純朴な男だったが、今では真希の「麻衣と違って引き締まったいい体」に夢中。さらに、「同じ日に2人とキスってすげえモテ男みたいで気分いい」と、今まで真面目だった分、不倫による優越感に浸っていた。
一方真希も、誠のことを「本気で奪いたいなんて1ミリも思ってない」ものの、女として麻衣に勝つ嬉しさや、「私の方が彼をよく知っている」という優越感にやみつきになってしまい、ズルズルと関係を続けていた。
純粋でかわいい麻衣と、最低なのに美形で魅力的な誠と真希。はたして、この3人の運命は――? ハラハラドキドキのインモラルな物語だ。
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