抑えきれない想いの行方は――。
仙道ますみさんの恋愛漫画『4人のラストブルー』(祥伝社)が5月8日、発売された。
本作は、愛に苦悩する複数の男女の出会いと別れを描く連作オムニバス。本記事では、その中からマキと瀬尾のエピソードを紹介しよう。
好きではない人とやむを得ず交際している女性・マキは、以前から想いを寄せていた後輩・瀬尾の家を訪ねる。瀬尾には恋人がいるが、「鍵だって渡してるけど彼女ほとんどウチにきたことない...」と、彼女から冷たく扱われていると明かす。それを聞いたマキは、実は想いを寄せていたと思わず告白。そのまま関係を持ってしまう。
しかし、お互いに別のパートナーがいる身。「彼女との仲を壊したいわけじゃない。あたしだって、結婚するのに」。マキはシャワーを浴びながら葛藤する。しかもそこに偶然、瀬尾の彼女・凛花が現れる。何とかその場はやり過ごせたものの、彼女を見て笑顔になる瀬尾を見て、想いを諦めようと決心する。
「さよなら...あの頃の想い...」
しかし、交際相手と出かけると、悪い点ばかりが目に付く。試食をして「思ったより少ない」「せっかくランチもここで済まそうと思ったのに、これじゃあ足りないな」とセコすぎる発言をする交際相手を見て、どうしてこの人の付き合っているのかと思い始める。それとは反対に、吹っ切れたはずの瀬尾への想いが募っていく。
ホテルに連れていかれそうになったところで、ついに想いが爆発する。「無理です!!」。マキは思わず走り出す。スマホを取り出し、瀬尾にメッセージを送る。すぐに帰ってくる返事。それを見て、ついに電話までかけてしまう。
抑えきれなかった想いの結末は――。
本書にはそのほか、瀬尾の彼女・凛花のエピソードなども収録されている。愛という抑えきれない感情に翻弄される登場人物たちを見て、心が動かされるはず。
当サイトご覧の皆様!
おすすめの本を教えてください。
本のリクエスト承ります!
広告掲載をお考えの皆様!
BOOKウォッチで
「ホン」「モノ」「コト」の
PRしてみませんか?