東村アキコさんのコミック『私のことを憶えていますか』(文藝春秋)が、著者初となる韓国ドラマとして制作されることが決定した。
『私のことを憶えていますか』は、東村さんがSMARTOON形式で日韓同時連載を手がけ、大きな話題を呼んだ作品。電子マンガプラットフォーム「ピッコマ」(日)・「kakaopage(カカオページ)」(韓)で配信され、2022年7月に最終回を迎えた。
BOOKウォッチでは、本作の試し読み<【マンガ】推しがグラビアアイドルとお泊まり愛...「やだやだやだ絶対ウソ――ッ!」<私のことを憶えていますか 1話>>を掲載している。
『私のことを憶えていますか』のドラマは、韓国の総合エンターテインメント企業「neostory(ネオストーリー)」と「initial story(イニシャルストーリー)」が共同で制作する。韓国人キャストで、韓国を舞台とした現代劇になる予定。同社は現在、ドラマ脚本制作と主要キャラクターのキャスティングを進行中で、2023年以降、キャスト発表や配信情報も順次報じられるという。
■『私のことを憶えていますか』<あらすじ>
芸能スキャンダルを扱うゴシップサイトのライターとして慌ただしい日々を送る遥(はるか)。30歳の誕生日に推し俳優・SORAの熱愛が発覚して大ショックの中、同僚に"遥が好きになる芸能人は皆顔が似ている"と指摘され、18年間忘れたままだった小学生時代の初恋相手「こうちゃん」を思い出す。記憶の中のあの子の顔は、同僚が見つけてきたSORAの子供時代の写真とうりふたつだった......。こじれて止まっていた初恋が、大人になった今、動き出す。超胸キュンの純愛ラブストーリー。
■東村アキコさん<コメント>
「私は昔から韓国ドラマが大好きで、たくさんの作品を観てきました。そして数年前から、自分の作品が韓国ドラマになったらいいな、という夢を持って、描き下ろし漫画の日韓同時連載に挑戦してきました。そのおかげで今回、こうして韓国ドラマ化が決定して、わたしの夢が叶ってしまった!と驚いております。いち韓ドラファンとして、どんなドラマが出来上がるのか本当に楽しみです!」
■東村アキコさんプロフィール
ひがしむら・あきこ/1975年、宮崎県生まれ。金沢美術工芸大学美術科油画専攻卒業。1999年に漫画家デビュー。2010年に『海月姫』で講談社漫画賞、2015年に『かくかくしかじか』でマンガ大賞を受賞。『東京タラレバ娘』シリーズ、『雪花の虎』『美食探偵 明智五郎』『銀太郎さんお頼み申す』など人気作多数。2018年『偽装不倫』で韓国のウェブ漫画市場に進出。2020年より『私のことを憶えていますか』で世界初の日韓同時連載。フランス「第47回アングレーム国際漫画フェスティバル」ヤングアダルト賞(『雪花の虎』)、アメリカ「2019アイズナー・アワード」の最優秀アジア作品賞(『東京タラレバ娘』)など世界での受賞経験も。2022年11月に現代アーティストとしてNFTプラットフォームと自身初の個展で「NEO美人画2022」を発表。
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